寺子屋
寺子屋は日本の近代建築を多角的に検討する会です



第51+52回報告

《日本の近代建築を多角的に検討;F.L.ライトとモダニズム−17+18 》



20000927+1018 三沢浩



《F.L.ライトとモダニズム−17 》


1.再)ジョンソンワックス研究塔の構成

1)1950年完成、50年後の塔は
2)構造の考え方再考
3)円形円盤と樹形単位


2.1940年代のライトの仕事

1)1938〜44年の間の住宅
2)1938年のフロリダ・サザンカレッジ
3)1938年の『フォーラム』の特集
4)1940年のMOMA展


3.フロリダ・サザンカレッジの全体像(1940)

1)アン・ファイファー教会の構造(1941)
2)劇場型/教会型の融合
3)装飾の復権
4)ダンフォース教会(1954)と管理棟(1947)


4.図書館(1942)とインダストリアルアーツ棟(1952)等

1)図書館は2つの構造を合成
2)インダストリアルアーツ棟は歩廊の延長
3)サイエンス+天文館棟(1954)
4)計画案の幾つか


5.「近代建築」の夢装飾に接近

1)エリザベス・ノーブルアパート(1929)
2)大地の教会(1936)
3)5000ドルの『ライフ』住宅(1938)
4)オールスチール住宅(1937)


6.カンティレバー住宅

1)ピュー邸(1939)
2)メンドタ湖の眺め
3)スタージェス邸(1939)
4)ライフ・ジェスター邸(1938)
5)ファイファー邸(1971)



《F・L・ライトとモダニズム―18 》


1.前回のつなぎに「カンティレバー住宅」

1)ピュー邸のポイント
2)スタージェス邸、木造の落水荘
3)ジェスター邸からファイファー邸へ(1938→1971)


2.カンティレバー住宅の変化

1)サントップホームズ(1939)クローバー型
2)アルドモア実験住宅群(1939)
3)クローバー型4翼戦時住宅群(1941)


3.巨大住宅への応用

1)張り出したオポーラー邸計画、LA(1940)
2)崖上のX・C・モリス邸計画、SF(1943)
3)ハンティトン・ハートフォード・リゾート計画、LA(1947)
4)エイン・ランド邸計画、LA(1947)
5)LAの店舗/ピッツバーグのアパー卜計画


4.「スライド」により住宅の系列を見る(約200枚)

1)代表的プレイリー住宅
(ウイリッツ、ハーディ、ヒース、マーチン、リトル邸など)
2)プリミティビズムからの脱出
   (ジョーンズ、ウイリー、カウフマン邸など)
3)カンティレバー住宅
(スタージェス、ピュー、ジョンソン、シュワルツ、ゲッチ邸など)
4)後期ユソニアン住宅
(ネイルズ、ハーバー、ウオルター、モスビーグ邸など)


●寺子屋第51は2000年9月27日(水)、参加11名(報告はホワイエ締切の関係で今回に)、寺子屋第52は2000年10月18日(水)、参加8名でした。


●F.L.ライトがジョンソン・ワックスの建築を経て、多様な技術的実験と新しい空間の提案を矢継ぎ早に打ち出してきた時代を見てきました。とくに住宅に対する多くの取り組みは、それ以前の思索の時代からのアイディアがどんどん実践されています。

●教条的なモダニズムではなく、その場所のコンテクストの科学的な分析にもとづいて、全く新しい時代精神を建築化していく彼の取り組みは、時にはやりすぎとも思えるほど先進的であり、モダニズムを表層でなく、内奥で表現しているようです。その空間にあらわされた「deep」という概念は、近代を超えて現代にまでつながってくるようです。こうした思想それ自体についても、これからじっくり見ていきたいと思います。




●次回<寺子屋53>はちょっと変則です。
11月16日から始まる「西山夘三と日本の住まい展」に会場準備を兼ねて、開会日前日展覧会場とそのあと場所を移して西山夘三の全体像を聞こうということになりました。

《日本の近代建築を多角的に検討;西山夘三と日本の住まい展》


話:三沢浩、中島明子他

日時:2000年11月15日(水)PM5:30〜8:00、そのあと場所を移して。
からです(第3水曜定例)
場所:リビングデザインセンターOZONE7階::出入が管理されているので当日は携帯(09091369094)に

問合:大崎元 建築工房匠屋 03ー3716ー1743(tel)3716ー8459(fax)nifty-serve:VED03705



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