寺子屋
寺子屋は日本の近代建築を多角的に検討する会 です



第48回報告

《日本の近代建築を多角的に検討;F.L.ライトとモダニズム−15 》



20000621 三沢浩



1.ユソニアン・ハウス・タイプの基本

1)USONIA(United States of North America)
2)ローゼンバウム邸(1939)Board&Batten L字型
3)ジェイコブズ■邸(1943)ソーラー・ヘミサイクル
4)ポール・ハンナ邸(1936)ハニカム6角型


2.ハニカム・ハウス、ハンナ邸について

1)施主としての駆け引き
2)遠隔操作による合意・手紙と電報
3)施主の性格と土地の感覚をつかむ
4)直しながら、補修しながらの生きられた家


3.ジョンソン・ワックスヘの道、そのあと

1)何故’'30年代は無装飾のハイライト時代か
2)キャピタル・ジャーナル(1931)の要点
3)ピッツフィールド計画の概要(1942)
4)クローバーリーフ型の再出現(1941)
5)流繰型の流行とエーデルマンランドリー(1945)
6)フロイド・イ・チア百貨店(1954)とレンクルト工場(1955)


4,ジョンソン・ワックスのデザイン

1)平面構成と動線とゾーンドプラン
2)1936年の管理棟から1944年の研究塔
3)先取りデザインと新しい材料
4)何よりもその柱のある大空間


5.デンドリ・フォームの顛末

1)いかに創造したか
2)実物大の実験結果
3)そのコンクリート造の綿密さ
4)建設予算の増加(20万→90万)


●寺子屋第48回は2000年6月21日(水)、参加12名で開かれました。


●落水荘の完成と時を同じくして、いくつかの新しい住宅群が現れました。
余分な装飾や空間を廃してローコストに徹した「ユソニアン・ハウス」が現れるのもこの ころです。
2'x4'材を使った明快な構造、サッシ枠で支える南面の開放的ファサード、剛性を高める Board&Batten−板合せ壁と棚によってシステム化された室内壁、など、さまざまな技術的提 案と因習にとらわれない単純化された空間構成。こうしたものがそれぞれの敷地に対応し て自由に展開するとき、有機的であるというライトのモダニズムの本質の一端がうかがえ ます。


●月に一度、施主を招いて夕食会を開きながら、その人となりや生活像を的確につかんで いったライトは、ローコストであっても執拗に設計に取り組みながら、いつも、さまざま な問題を抱え込んでいったようです。そうした問題を既成の枠の中で解決するのでなく、 いつも新しいところからつき抜けていったエネルギーが、ライトの建築を生み出したよう に思います。


●とくに、敷地の持っている場所性、土地としての感覚をつかむ能力には、非常に優れた ものがあったようです。建築としての新しい提案が土地のもつ感性を高めていくような計 画が、とくに落水荘以降、生まれてきているのではないか、と思えるのです。


●次回はジョンソン・ワックスに集中して、さまざまな視点から見ていくことになりま す。






●次回<寺子屋49>は、
《日本の近代建築を多角的に検討;;F.L.ライトとモダニズム−16 》


話:三沢浩

日時:2000年7月19日(水)午後7:15
 からです(第3水曜定例)
場所 :東京都渋谷区代々木2-26-1 第1桑野ビル5F-C 5351-2166  会費:400円

問合:大崎元 建築工房匠屋 03ー3716ー1743(tel)3716ー8459(fax)nifty-serve:VED03705



ご意見は tktk@campus.ne.jp へ気軽にどうぞ。

(有)建築工房匠屋 153-0061東京都目黒区中目黒2-7-11-4F TEL:03-3716-1743/FAX:3716-8459 大崎 元

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