これは新しくできた民俗博物館の展示の一部です。オンドルの仕組みを説明した模型。
民俗博物館では、世界最古の木版印刷物は法隆寺にある百万塔陀羅尼ではなく、朝鮮半島に存在したという事実や、朝鮮半島では活版印刷の技術が西洋よりも早く発達したということが誇らしげに展示されていました。
こちらの方は非常に面白かったのですが、韓国にも中国から輸入した科挙の制度があって、だいたい官僚になったのは両斑=ヤンバンという支配階級の人たちだったのですが、長い間受験勉強して合格した青年は、このような異様な風体をして家族と一緒に街を練り歩き、「私は科挙に受かったんですよ」と宣伝をしてたのだそうです。まったくばかばかしいことですが、中央集権の国で役人になるということの意味をよく表しているように思います。私も被りものは好きではありますが…。