清水襄写真事務所/失われた近代建築の写真/属邸

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【失われた近代建築】

属邸(さっかてい)

設計:属 啓成(さっか けいせい)
施工:あめりか屋
所在地:世田谷区成城2丁目
建築年代:昭和7年頃

属啓成氏は明治36年生まれ。国立音楽学校卒業後、ウィーンに留学。帰国後、評論活動を開始し日本モーツァルト協会の育ての親として知られる。建物は属氏が、アメリカの住宅雑誌「ハウス・アンド・ガーデン」を参考にして、自身で設計した。
昭和初期から戦前にかけての成城は文化人・知識階級が移り住み、都内における新しい文化圏を形成しつつあった。そうしたなかで、戦中から戦後にかけて上村氏(PCL-カラーフィルム現像研究所設立者)の邸宅においてパルナス会と称するサロンが開かれ、近隣の住人が定期的に集まっていた。属家もパルナス会に参加しており、しばしばパルナス会の会場として客室や食堂を開放していた。パルナス会では主にダンスパーティや、音楽鑑賞会を開いていた。

世田谷区「属邸緊急調査報告書」 平成14年3月より


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属(さっか)邸1 属(さっか)邸2 属(さっか)邸3 属(さっか)邸4 (各々4カット)


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