第28回O&M勉強会
日時:平成28年10月15日(土)午後2時5分から6時00分まで
場所:成蹊大学理工学部14号館2階 201号室(情報系実験室2)
武蔵野市吉祥寺北町3-3-1 電話 0422-37-3768(大倉研究室)
参加者:15名
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議論 東京地下鉄(株)からの資料をもとに地下鉄青山一丁目駅での転落死亡事故を議論した。
- 盲導犬ユーザー、盲導犬訓練士、歩行訓練士、研究者など異なる視点から当該転落事故の原因と考えられることがらを話し合った。
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事例報告 大倉元宏(成蹊大学):盲導犬ユーザーの駅プラットホームからの転落事例 -ホームがそんなに狭いとは知らなかった-
- 盲導犬ユーザーの転落事例について報告した。島式ホームの幅が約5mと狭い端部に電車から降り立ち、約60cmの間隔で敷設されていた降車した側と反対側の点字ブロックを混同し転落した。
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提言 吉本浩二;どのようにしたら視覚障害者にとって歩きやすくできるか
- 新橋駅や吉祥寺駅の電車接近を知らせる警報装置などの例をあげながら、ホーム縁端部にスピーカーを設置することで視覚障害者に縁端部のの位置を知らせるなどいくつかの方法を提示した。
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事例報告 清水美知子:ロングケインと丁字杖で歩く事例
- 光覚と指数弁、右膝及び足関節に可動域制限がある72歳の一人歩きの方法を検討した。初期評価で段差の上り下りや勾配を歩く際にバランスを崩しやすく、転倒の危険があることがわかった。一人歩きの方法として、ロングケインと丁字杖の併用を試した15回の評価訓練について報告した。
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