妙見山直列についての考察もどき


妙見山直列とは? 妙見山直列って現象をごぞんじでしょうか?兵庫県多可郡中町の妙見山と大阪府豊能郡能勢町の 妙見山。その二つの妙見山のピークを結ぶ直線上にもうひとつの妙見山(多可郡黒田庄町)が あるという現象です。最初にこれを文献で目にしたのは慶佐次盛一氏の 『兵庫丹波の山』だったと記憶しています。

たしかに地図上で定規を当ててみると直線上に三つの妙見山がある。その時は不思議な現象が あるもんだと思っていました。ところがその後周囲の山々を徘徊しているとそれ以外にも 妙見山があることを発見。それらのピークにまたまた定規を当ててみると、 なんとそれも一直線にあるではありませんか。

妙見信仰とは? 北極星、北斗七星を神格化した妙見菩薩をお祀りする日蓮宗の教えです。元来北極星、北斗七星は 北半球にあるいずれの民族でも信仰されていた星ですが、日本へは中国の道教、密教を通じて 入ってきたのではないでしょうか?あるいは高松塚古墳の壁にも北斗七星があることから、もっと古い 歴史があるのが正解かもしれません。

日本で密教、陰陽道で発展してきた妙見信仰はやがて日蓮宗で民間にも広がっていきます。

それぞれの妙見山の詳細
山名所在地標高、三角点その他HPのレポート
中町妙見山多可郡中町
多可郡加美町
標高692.6m
二等三角点
頂上直下に妙見堂跡妙見山
山南町妙見山氷上郡山南町標高464m
三角点無し
周辺未調査石金山〜妙見山
黒田庄町妙見山多可郡黒田庄町
氷上郡山南町
標高622.0m
三等三角点
頂上直下に妙見堂跡白山〜妙見山
今田町妙見山篠山市今田町標高620m
三角点無し
頂上に妙見堂跡
別名とんがり山
とんがり山〜白髪岳
能勢の妙見山豊能郡能勢町標高660m
四等三角点
日蓮宗総本山無し


地図で見ると? 見にくい地図でもうしわけありませんが、広範囲をカバーするためしかたなくこういう地図になりました。 左上から順番に中町妙見山、山南町妙見山、黒田庄町妙見山、トンガリ山(今田町妙見山)、 能勢町妙見山と並んでいるのがおわかりになるでしょうか。

低山徘徊MLメンバーのMさんによると、『簡易計算ですが北緯35度付近での緯度経度から この直線は水平方向に対し丁度20度の角度になっているようです。これは地軸の傾きの23度に非常に近い値です。』 東西に対し西方20度北は夏至の日没方向であり、東方20度南は冬至の日の日の出方向である。

この妙な符合は決して偶然ではありません。というのも妙見信仰と金属探査を生業としている輩達とは 密接な関係を持っていました(妙見山付近に鉱山は多い)。鉱物のある山を探査する場合、 どうしても現在で言うところの緯度経度の感覚が必要になります。そこで北極星、太陽などの 星の運行を元に位置確認を行ったのではないでしょうか?

そのためにこの角度の直線上にあるピークを妙見山と名付けていったのでは?

それから? 最初に言ったように妙見信仰とは北斗七星を祀ることでもあります。これまでに5つの妙見山が 発見されているということは、それぞれを七つの星になぞらえるとあと2つあるのではないかと いう期待が生まれてきます。 上の地図でその可能性のある山を探してみるとどうなるでしょう?

北摂三草山:まさにどんぴしゃに直線上にあるが妙見宮の存在は過去にもないようだ。 今後の調査が待たれる。
竜王山:上の地図には記載がないが三草山の西隣にあってもちろん直線上にある。 この山の山腹には多くの鉱山跡が点在しており、山頂に祀られている『八大竜王』は 日蓮宗の祀る仏様である。
茅谷:頂上にほこら跡があり、周囲に鉱山があったと聞きますが現在はゴルフ場に 吸収されてしまっている。
中口山:登ったことがあるが頂上にはなんにもなかった。山腹か麓になにかあるかも?
感応寺上の658p:未調査
鎌の尾(奥山):未調査


あるいはそれ以外。さらに直線上の外への延長上にあるかもしれません。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


山歩きの部屋にもどる
ホームにもどる