富士山と鍋割山/1997.1 (小丸付近より)
富士山の右下のまろやかな山頂を持った山が鍋割山である。 山頂は展望を遮る樹林がなくて明るく360度の展望を誇っている。 鍋割山の由来には鍋を半分に割った様な地形から呼ばれた。 との説もあるが、「かながわ山紀行」では次の説を推している。 「この山名を北面の鍋割沢に求めたい。鍋割沢の”ナベ”は”ナメ(滑)”で、 滑が割れた沢(滑らかな所が無く、岩のゴロゴロした沢) からいつしか鍋割沢になった。その沢が食い込む山を鍋割山と呼ぶようになった。

山頂へは小田急線渋沢駅からのバスで大倉バス停を下車して登る。 歩行時間は約3時間。帰りは塔の岳を経由して大倉尾根を下りるのも良い。 鍋割山頂には丹沢を愛する草野さんが管理する人気の高い鍋割山荘がある。