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ひとり坂道を
のぼる老人は
振り返りもせず
また一歩
足跡を刻む

どこまで続くとも
知れぬ坂道を
老人は
あきらめもせず
微笑みながら
また一歩
生き様を刻む

時が過ぎることは
辛いだけじゃないと
知っているから
また一歩
想いを刻む

のぼり続ければ
いつか終わる坂道と
知っていても
また一歩
もう一歩

私の道を
歩きつづける


2008.03.18.汀尋