嫌いだった音楽が 体に馴染んだと 気がついた秋の日 年をとったのだと 苦笑いした日 懐かしく 聴きいる歌声は 無くした青春の 名残を思わせて 私の心を慰める はかなく沈む 秋の夕日 形を無くす 街の影 嫌な思い出も 曖昧な影の中に 沈んで行き 冬になるまで あと、数歩