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夕日に向かって
投げた空き缶は
間抜けな音して
河原に落ちた
人生なんて
こんなもの

伸びたススキの穂
いわし雲
駆け足に過ぎる時間

私だけが
立ち止まることも
私だけが
先に進むことも
できない

間抜けな空き缶が
鈍く夕日を映してる

拾って帰る私も
間抜けだろうか
人生なんて
こんなもの


2007.09.29.汀尋