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疲れていても
立ち止まることは
許されない
路地を覆うような
壁を頼りに
また少し歩く

すすけた壁に
肩をずりながら
身を支える何かを
指でさぐりつつ
また少し歩く

暑さも
寒さも分からない
しびれるような
体の痛みを
どこか遠くに
感じながら
また少し歩く

また少し

もう少し

前へ進むのだ


2007.03.09.椎葉