銀杏並木を 指さして 君が微笑む こっちから帰ろうよ 私は知ってる 昨日この道を アイツと歩く君は 楽しそうだった 君は知らない 声もかけられずに 私は見ていた 一面に散った 黄色い銀杏の葉 次から次へと 降りつもる 躊躇う私の手を引いて 駆けだすように 踏みこんだ並木道 つないだ手を 振り払うなんて できないよ その温もりを 信じるしか できないよ 舞い散る木の葉が 風に乱れて