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目覚めても
見なれた部屋と
いつもの壁時計が
昨日と同じように
一日の始まりを
待っているだけ

だからもう少し
眠ったふりをして
今日が始まるのを
待たせてみる

昨日と今日が
同じくり返しでも
目覚める瞬間の喜びを
忘れたくないから

いつか苦い失望に
暮れていっても
朝はいつでも
新しい可能性だから


2006.11.11.椎葉
2006.11.18.修正