夜の公園に 一人いて 見上げる空に 雪は近い 夜の公園で 一人いて 泣きだしたいのを こらえてる カラマツの梢の下 かくれるように 夜の公園は 一人でいるのが 淋しいけれど 悲しい心には ふさわしい 降り始めた雪が この世界を 白く染めれば もっといい かじかんだ手を 吐く息で温め 降る雪を 眺める私も やがては白く 染まりゆくのだ