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夜の公園に
一人いて
見上げる空に
雪は近い

夜の公園で
一人いて
泣きだしたいのを
こらえてる
カラマツの梢の下
かくれるように

夜の公園は
一人でいるのが
淋しいけれど
悲しい心には
ふさわしい
降り始めた雪が
この世界を
白く染めれば
もっといい

かじかんだ手を
吐く息で温め
降る雪を
眺める私も
やがては白く
染まりゆくのだ


2006.01.20.椎葉