村の鎮守の 祭りが終わり 昨日の歓声は もはや無い 境内は 一面に撒かれた 紙吹雪に 白く染まっている 宴の夜の 露を集め 何もかもが しっとりと濡れ やがて訪れる筈の 朝日を待っている 静かな目覚め 夢のあと