夕焼けの空に 悲しみを見つけた 張り裂けそうな 声で鳴いて 山の端へ 飛び去っていった 夕焼けの土手に 悲しみを見つけた 薄紫の花びらは かすかな風に ゆれながら 忍びよる影に 形を失っていく 夕焼けの道を 歩きながら 一番星を 捜すのは この悲しみを 忘れたいから せまりくる夜にも 希望はあると 信じたいから