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連綿と続く
日常の檻
生温かく
締め殺すような
平穏の中で
くじけていく


闘う相手に
姿は無く
負ケルナ
負ケルナという
掛け声も空しい
マボロシを掴むような
日々の格闘
もがきながら
あがきながら
それでも
今を捨てきれず
見苦しいまでに

生きている


2004.10.13.椎葉