日本ではトマトは一般に生食でピンク系の大玉トマトが主流です。
近年はミニトマトやピンク色以外のカラートマト、また加熱調理した
方が味が濃くなり栄養価も高いことから調理用トマトも増えてきましたが、
まだまだ世界中には数百種類の多用途トマトが存在します。
トマトの呼び方にも決まったものが無いため各産地、生産者により
まちまちで混乱を招いているようです。
少し整理しておきましょう。
一般の200g前後のトマトを普通トマト、又は大玉トマトと呼んでいます。
大手メーカーの桃太郎シリーズや王様シリーズなどがよく知られています。
ファーストトマトもこの部類に入ります。
大きさでいえば60g前後をミディトマト、中玉トマトと言いフルティカ、レッドオーレ
の様なトマトです。20g前後はミニトマトの部に入ります。
この他に今ではカクテルトマト、フルーツトマトなど産地や生産者が勝手に命名した
分類もあるようです。どちらも品種名ではありません。
例えばフルーツトマトなどは水切りや塩の添加など糖度をあげるため特殊な栽培方法
で栽培したトマトを指すことが多いようです。しかし一般的な基準があるわけではなく
産地や生産者まかせでよって品質も様々です。
カクテルトマトはオランダ式の命名でミディクラスのトマトで1クラスタ(房)で収穫した
赤いトマトの総称で品種も数種類ありカクテルと名前がついているから美味しいとは限ら
ないようです。