フランスの犬

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フランスの庭へ

 2003年3月25日から3月31日までフランスに旅行に行きました。妻と私の両親の4人で行きました。私の妹がフランス人の男性と結婚したため、パーティーが行われたからです。前半はパリに滞在し、途中彼の実家があるノルマンディー地方のヴィールという街に行き、最後にパリに1泊して日本へ帰るという行程でした。
 私は17年前に一度パリを訪れたことがあったのですが、そのときは主に観光地だけを回って、人々の生活はあまり記憶にはありません。今回はフランス人の飼い犬、そして庭を見てこようというテーマで行ってきました。
 パリは大都市です。といっても東京よりは小さいですが、中心部は東京とかわりありません。人混み、雑踏は凄まじいものがありました。人に酔ってしまいました。そんな繁華街にも犬が結構いました。やはり毛がふさふさした洋犬ばかりです。フランスは日本より乾燥していて、夏も日本よりは涼しいため、毛がいっぱいあっても暑くないのでしょう。また、1度柴犬を見ましたが、日本人らしき人が連れていました。大きいのから、小さいのまでいろいろです。日本ではマルチーズやチワワ、シーズー犬などがはやっていますが、フランス人もこの手が好きなようで、よく見かけました。中でもミニチュアダックスらしき犬は目につきました。大型はやはり黒いラブラドール・レドリバーが人目を引きました。はやっているようです。(私が犬種を知らないので知っているものが目立つだけかも)
 小さいものはファッションの一部として連れているようにも見えました。(パリはモードの街)大きい犬は、やんちゃそうな若い人や、これは意外なのですが、ホームレスらしき人たちが連れていることが多かったです。(身の安全のためか?)あと、シェパードだと思うのですが、警察官が連れていました。これはよく見かけましたが、どう猛そうで、口輪をされていました。
 糞公害は日本を上回るようです。フランス人に聞くと、パリの人たちはほとんど拾わないそうで、田舎の方がまだましだということです。ヴィールでも、湯気の立っていそうな糞をよく見かけました。
 また、あの人混みの中で良くノーリードにするなと思う大型犬が時々いました。しかしよくしつけられており、飼い主の後をしっかり追っていました。ただ、大半の犬はリードを付けていました。
 妹の話によると、パリに住む人は、犬は共同生活者、という意識が強いのだそうですが、パリを離れると(フランスはパリ以外は牧草地や畑、丘、森などほとんどが田園地帯です。)、犬は家畜で、人間より一段低く扱われているそうです。
 次回フランスに行くときも、フランスのワンちゃんをよく見てこようと思います。
 蛇足ですが、今回の旅行は行く直前にイラク戦争が始まり、空港等は厳戒態勢でした。また、帰国すると今度はSARS騒ぎで大変でした。ぎりぎりのところで行ってこれたのだと、振り返れば思います。


パリの街角で年配の女性が連れていた犬。

パリの番犬。陽を浴びてリラックスしています。

パリで見かけた、ダックスフンドらしき犬

パリのカフェの前の石畳を歩く犬(いたるところにカフェがあり、平日の昼間からフランス人たちはおしゃべりを楽しんでいます。

本屋さんの前です。(パリ)

なんと世界遺産のヴェルサイユ宮殿の庭を歩く犬

何という種類でしょうか。日本では見たことがないです。(パリ)

ノーリードで飼い主の食事が終わるのを待つ犬。(パリ)

雑踏の中を犬が歩いていました。毛がふさふさです。(パリ)

お店屋さんの看板犬か?にっこり。(パリ)

デパートの中も犬を連れて歩きます。(パリ)

おしゃれなご婦人に連れられた犬。(パリ)

ヴィールの実家にいるmix犬。小さい犬です。

庭の中を歩くヴィール犬。足がずいぶん細く長いです。

性格は、静岡にいるマミに似て
おとなしく、慎重な犬です。

ヴィールで見かけた犬。カメラを向けたらポーズを取ってくれました。

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