ローダン・シリーズ<231>
あてどなき逃走/クラーク・ダールトン
(2:智者シェコヌ)
燃える惑星モラケシュを軽巡CMP=1でからくも脱出したローダンだったが、六千のモリタート難民を抱えた艦は身動きもままならない。背後にタケル艦隊が迫る四面楚歌の状況で、彼らのいつ終わるともしれぬ逃避行がはじまった。一方《マルコ・ポーロ》で別行動をとっていたアトランも、ローダンからの連絡が途えたのを不審に思い、ピュソマ星系に引き返す。だが旗艦を待ちうけていたのは、タケル艦隊の猛砲火だった!