ローダン・シリーズ<38>
赤い宇宙の対決/シェール&ダールトン
(2:ドルーフォンの陽の下で)
ドルーフ宇宙へ突入したローダンは、ブリーすら驚く意表をつく作戦をめぐらしていた。全銀河の脅威ドルーフと手を組み、なんとアルコン摂政を逆に敵にまわそうというのだ。その作戦は二つの大星間帝国をひとつに統一するのが目的だった。手始めに、敵の基地惑星へ探索に行ったローダンだったが、思わぬ失策から地下計算センターに迷い込んでしまう。だが、神の救いか?このとき得体の知れぬテレパシーが逃げ道を指図してくれた。はたしてこのテレパシー存在は何者か?“姿亡き敵”ドルーフとの対決はいよいよ佳境に!