ローダン・シリーズ<125>
カリフ攻防戦/マール&シェール
(2:第六紀元)
散弾転送系に進出し、散弾転送機を入手したテラナーたちは地球の月ほどもあるアステロイド・カリフの地下に基地を築いた。ただちに五百人のエンジニアが送りこまれ、カリフにある転送機調整装置の調査が開始される。調整装置に組みこまれているはずの封鎖機構を作動させない限り、敵の転送星系侵入を防ぐ術はないのだ。だがカリフの地下では、転送機を自由に使うエネルギー性の怪物が徘徊しており、調査は進まなかった。やがてカリフに強敵マークスの艦隊が散弾転送性系に大挙して襲来してきた。