ローダン・シリーズ<20>
精神寄生人の陰謀/シェール&ダールトン
(1:三惑星系)
想像を絶する科学力を有し大銀河にその強大な覇権を誇るアルコン帝国。だが、長途のすえローダンが目にしたものは、退廃のはてに一切の支配をロボット頭脳にゆだねた、たそがれの文明にすぎなかった。しかも、そのロボット頭脳=ポジトロン脳のためにローダン一行はアルコンへの着陸はおろか近づくことさえ許可されず、外惑星ナートに釘づけにされてしまった。進むに進めず退くに退けぬこの危機に、ローダンは捨て身の作戦を敢行、みずから決死の小部隊を率いてアルコンに侵入、獅子身中のおおあばれをもくろむが・・?