ローダン・シリーズ<11>
核戦争回避せよ!/マール&ダールトン
(2:トーラの逃走)

不死者の星ワンダラーより四年ぶりで地球に帰還したローダン一行を待っていたのは、なんと思いがけぬ世界情勢の変化であった。世界政府樹立を目指す第三勢力の努力もむなしく革命により東ブロックに新たな政権が誕生、全世界を相手の核戦争を企てていたのだ。まず金星に彼らの遠征軍を殲滅するや直ちに地球へ取って返したローダンは、熟慮の末、腹心のデリングハウスを工作員として単身東ブロック領内へ送り込む。指令は一つ、力による押し付けでなく、自ら進んで地球統一を成し遂げるように仕向けること・・。

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