ローダン・シリーズ<114>
ミュータントの復讐/アィリアム・フォルツ
(1:デュプロとその影)

トロナル・ウールヴァ、USOのスペシャリストにしてミュータント・マークスはその複製を作り、工作員としてテラナーのもとに送りこもうとしていた。だが、電子や原子核のレベルまで本物そっくりに作られたにもかかわらず、複製には重大な欠点があった。本物のトロナルにはそなわっていた超能力を持っておらず、太陽系帝国のミュータントや双子の弟の存在さえも記憶から欠如していた。それを待ちうけるのが弟ラカルだ。兄をマークスに殺され、その復讐を誓うラカルは複製とすりかわりマークスの元へ潜入を企てるが?

戻るIndexへ次へ