覚えていますか、1970年大阪万博とタイムカプセル
UpDate2010/08/01

shi's family 本物へ 我が家では、2001年の旅も、その先の鉄腕アトムも現実になりそうに思っていた遠い未来だった2000年に思いを寄せた30年前に手にしたイミテーションのタイムカプセルを2000年正月にあけた。
途中で多少中身を入れ換えたような気もするが、30年ぶりの開封で、掘り出すほどの大事業でなく、棚から下ろして開けただけ。 
元は、松下がカラーテレビを買った人に粗品として配っていたおまけのイミテーションで、きっと、まだ持っている人もたくさんいるのか....???
多少、関係することなども合わせて、5000年後でなく、30年前にタイムスリップです。 
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2000年3月15日30年前に埋められたタイムカプセルが取り出された。
インターネット中継もあったが、30年前には考えられなかった現実。
でも、たいして話題にもならなかった様な冷めた現実。
(世の中、もっと現実的なニースが多かった....)
松下も重荷が解けたのか、タイムカプセルのHP管理先が本家からどこか移った様だ?
(数年毎に検索すると、その都度、URLが変わっているみたい。現在2010/08/01付けで確認)


高さ12cm程

カプセルを開けたところの様子 
色々入っているかと思ったが、 
意外に入っていなかった。 
上蓋をとる事ができ、中にものを入れられる様になっているところが、さらに本物ぽっいところで、飾り以外に実用的な?ところがありました。
高校の修学旅行で買った京都タワーの観光メダルが入っていた。
まだ、この様なもの売っているのかな?

中に入っていた新聞の表面? 
詳しくは新聞記事で
中に入っていた新聞の本文!(カプセル紹介) 
もう少し読める画像で⇒こちら 

引き延ばしはどこに行った....
懐かしいようなアルバムの断片もはいっていた。 
(修学旅行の時のスナップの一部) 


オリンピックゲームのハンカチも入っていた。 

未来の為に買った本....!?

このレポートは、「5000年もの遠い後世へ伝
えようとする現代科学の概要報告書である。」 
(あとがきより) 

定価850円 
1970年1月20日毎日新聞社発行 

しかし、中身をじっくり読むような本でない事は
たしかだ? 
 

(本文より) 
一九六九年一月二十日、ニクソン大統領はその就任演説の冒頭に「現代の進歩のテンポは急速であって、すでに現代人は過去数世紀ぷんの変化を経験した」と述ぺているが、まさにそのとおりである。これは現代にいたって人類が電気を自由に駆使することができるようになったことが、一番大きい原因であると思う。電気の知識は、さらに進んで、物質の電気的構造を明らかにしたが、これはエレクトロニクスに活用され、目下展開中の情報社会の基盤を形成した。コンピュータの利用は、自然科学や技術の分野のみならず、人文、社会科学、経済、政治に及び、我々の環境は一変したといっても過言ではあるまい。 
しかし間題は、生物分野である。DNAによる遺伝情報の伝達機構の解明は、生物の基礎的間題の一つてある間係上、生命の機構を明らかにするうえの一大進歩であることは間違いない。しかし生命現象を解明するにはまだ何か是りないものがあるに違いない。それを捕えることができれば、人類は電気を捕えた後に完成した進歩にもました大進歩を遂げるに違いない。しかしそれはそんなに遠くではなさそうである。ここ二、三十年、少なくとも二一世紀にはその端緒は捕えることができるように予測される。 
この『末来へおくる科学レポート』は、まさにこのような転機にある人類が、将来の人類に対して残そうとするレポートである。現代の人類は、遂に夢にえがいた月の世果に立ち、その岩石を地球に持帰ってその性質の詳しい調査をするまでにたち至った。これはもちろん人類にとっては画期的な出来事であるが、それにもまして我々の夢にえがいていることは、生命を持ったものを人類の手でつくり出すことである。我々は、このレポートがこの人類の悲願をまさに違成しようとする直前のものであることを信じて、その悲願の達成を次代の人類に託する意味で、このレポートをつくった次第である。 
しかし大切なことは、このような偉大な進歩のみを目標として進んだのでは、人類は辛福な社会をつくることができないという事実である。この一九七○年万国博のテーマに「人類の進歩」のほかに「調和」が加えられたのは、この意味からである。われわれは未来の人類が、必ずや進歩のみに全力を傾注するの愚をさとり、同時にこの調和の精神の昂揚にも、十分な努力を払われることを信じるものである。 
一九六九年十二月 
茅 誠司 
赤掘四郎

★この文章は、OCRで取り込んだものを若干の補正を行っている。 
 本文中は、まだ大型コンピュータの時代で、予測不可能な現代ではある。

我が家(当時の"我が家")のテレビのこと
"我が家"は、皇太子(当時)の結婚パレードをはるか離れた田舎で見るために初テレビを購入し、オリンピック後の万博でカラーテレビをやっとゲットした。
当時のカラーテレビは、こんな外観のもので、今ではとても考えられないイメージのテレビだった。
いまだ保管しているものを見てみると当時のカラーテレビの付属品一式がビニール袋からでてきた。
未使用のイヤフォーンに管フューズ、回路図もパターン図もついている。
販売促進用に張ってあったビニールシールも保管していた。 (上のマジックライン)
いや〜、ローンレンジャーに名犬リンチンチン、月光仮面、と浮かんでくる様だ....

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