アルファ・シンドローム
自分がリーダーだと思い、飼い主に反抗し、時に攻撃的になる
アルファ・シンドロームにならないための接し方
・何事も飼い主が優先(食事や散歩など)
・遊びの中でも飼い主が勝者になる
・わんこの要求に応えない
・飼い主との上下関係がはっきりするまで一緒の布団に寝ない
我が家でもこれを十分ふまえた上で、勉強し、心掛け、実行してきたつもりだった。
シェリーは我が家に生後53日で来た時から反抗的だった。
パピーのくせに叱られると鼻にしわを寄せて威嚇する反抗者だった。
親兄弟から離れた時期が早かったからか
私達に対する「甘噛み」も「甘噛み」なんて生易しいものでじゃなく
手も足もいつも傷だらけだった。
たとえ甘噛みでも、人に歯ををむけることはいけないことだと
マニュアル通り、仰向けにして「いけない!」と叱ったり
マズルを掴んで叱ったりしていたのだが
大人しくなって誉めようと、こちらの力を緩めると
また噛みつこうとしたり
時には叱られることで更に興奮し、更に攻撃的になった。
それでもそんなことを繰り返してシェリーに教え込んでいたつもりだったが
今思うと、シェリーが本当の意味で降参していない以上
シェリーより私達の方が上位であるということが
シェリー自身に伝わっていなかったのかもしれない。
成長するに連れ、普段は陽気で、甘えん坊で、賢くて、従順で、可愛いけど
シェリーが「こうしたい」という要求が強い時に邪魔をされると噛みついた。
例えば、寝ている所を起こされた時、
ドッグランなどで他のわんこの所に行きたいのを体を押さえて止められた時、
お客さんなど人の顔を舐めようとするのを体を押さえて止められた時など。
もちろん本気噛みだ。
始めて本気で噛まれた時、頭では
「ひるまず、すかさず叱って、降参させなければいけない」
とわかってはいるものの
「噛まれた」ということにショックを受けてボーゼンとしてしまった…。
首の後ろを掴んでひっくり返して押さえ込み渇を入れたりしたが
興奮状態のシェリーを叱ることは
シェリーを更に興奮させ、更に攻撃してくる始末だった。
叱ることで更に興奮させてしまうため
部屋の外へ閉め出したり、存在を無視したりしていた。
一見、反省したかのようにも見えたが
その後も、強い欲求を阻止された時の攻撃性は改善されなかった。
シェリーに噛みつかれた時は
噛みつかれて血がにじみ、穴の開いた手を見て
こんなわんこに育ててしまった自分が情けなくて涙が出た。
私達のどこがいけないのだろうと自分を責めた。
アルファ・シンドロームになってしまったわんこは
一見、威張り散らして、好き勝手やっているように見えるが
実際は、自分が群れのリーダーであるという責任感に
大きなストレスを抱えているという。
シェリーの為にも、自分達の為にも
服従訓練を一からやり直す為に
訓練士さんに、私達を躾直してもらうことにした。