操作方法 |
1.電源投入
・初めての電源投入時と、電気二重層コンデンサーの容量が無くなった場合は、4桁のLEDに
現在のプログラム・バージョンが下位桁を点滅しながら表示されます。
・[SW1] を押すと、「2013年1月1日 0:00」から、時計動作に入ります。
・電源投入でリセットが働かない場合は、ISP端子の5ピンと6ピンを一瞬だけショートさせて下さい。 (ハードウェアのリセットが働きます)
・停電時や長期不在時に電源を切っても、時刻はバックアップされます。
・バックアップ状態からの電源再投入は、電源が遮断される前の状態で動作を開始します。
・電気二重層コンデンサは、半日ほど充電することで、2週間のバックアップを確認しています。
(さらに長期間のバックアップは確認中です)
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2.表示の切り換え操作
○ [SW1] 表示 ON/OFF
・スイッチを押すたびに、[通常表示] → [D.Pのみ点滅] → [節電消灯] に切り替わります。
・[節電消灯]では、消費電流が1.2mAにまで下がります。
・[節電消灯]中も、温度の計測は行われます。
・[節電消灯]中に電源が切れた場合でも、バックアップは続行されています。
○ [SW2] 表示選択
・スイッチを押すたびに、下記の内容で表示が切り替わります。 ・表示内容は、1秒間隔で更新されます。
表示順序 |
1 |
2 |
3 |
4 |
表示項目 |
時.分 |
分.秒 |
温 度 |
時.分 + 温度 |
LED表示 |

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2秒後に表示開始 |
・「時.分 + 温度」表示は、[t-c]の表示が出た2秒後に、時分と温度を交互に表示します。
・「時.分 + 温度」表示の温度の表示時間は、「機能設定」で変更が可能です。
○ [SW3] 日付・温度最高値・温度最低値
・スイッチを押すと、[月日] → [温度の最高値] → [温度の最低値] に表示が切り替わります。
・これらの表示は、機能設定で設定した秒数が経過すると、自動的に[SW2]の表示に戻ります。
・[SW2]表示選択を押した場合も、元の表示に戻ります。
表示順序 |
1 |
2 |
3 |
表示項目 |
月.日. |
温度の最高値 ℃ |
温度の最低値 ℃ |
LED表示 |
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・温度の最高値と最低値は、機能設定で更新方法の選択と初期化が行えます。
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3.12h/24h表示切換
・[SW2] と [SW3]
を同時に押すと、時間表示を12時間制と24時間制に切り換えることが できます。 ・この設定は、内蔵EEPROMに記憶されますので、バックアップが切れた後も残されています。
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4.機能設定モード
・[SW1] と [SW2] を同時に押すと、各種の機能や動作を設定できます。
・[SW2]
で、設定値が増加し、1秒以上押し続けると早送りになります。 ・[SW3]
で、設定値が減少し、1秒以上押し続けると早送りになります。 ・[SW1] を押すと、次の項目に移ります。
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設 定 項 目 |
LED表示 |
設 定 内 容 |
1 |
温度の最高値と
最低値の初期化 |
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0 : 自動で初期化をしない。 1 : 日付が変わった時点(0:00)で初期化する。
2 : 直ち(強制的)に初期化する。 (初期値:1) |
2 |
時刻と温度を交互表示
の時刻表示秒数 |
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1〜9秒 (初期値:8秒) |
3 |
[SW3]の表示を
自動で戻す時間 |
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2〜60秒 (初期値:5秒) |
4 |
温度センサーの種別 |
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0 : MCP9700-E/TO (初期値:0)
1 : LM61BIZ |
5 |
AVR内蔵
1.1V基準電圧の校正 |
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1.00V〜1.20V (初期値:1.10V) (注) |
(注) 基準電圧の較正がLEDに表示されると、AVRの21ピン(AREF)端子に基準電圧が出力され
ますので、21ピンとGND間の電圧を電圧計(テスター)で測定します。
(通電中なので、ショートに注意して下さい)
測定した電圧値の小数点以下2桁を入力して下さい。 (1.xx)
・この設定は、内蔵EEPROMに記憶されますので、バックアップが切れた後も残されています。
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5.時刻設定モード
・[SW1] と [SW3] を同時に押すと、時刻設定モードに入ります。
・時刻設定モードに入ると、下記の順に設定できる項目が点滅表示されます。 年(下位2桁)
→ 月 → 日 → 時 → 分 → 終了
(年は、西暦2000年から2099年までの範囲で対応しています)
・[SW2]
で、設定値が増加し、1秒以上押し続けると早送りになります。 ・[SW3] で、設定値が減少し、1秒以上押し続けると早送りになります。 ・[SW1] を押すと、次の項目に移ります。
・分の設定が終わると、秒を00にして通常の表示に戻りますので、秒の単位まで合わせる 場合には、00秒になった時に
[SW1] を押します。
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6.32.768KHz水晶の較正モード
・時計用32.768KHzクリスタルを較正するモードです。 (周波数カウンターが必要です)
・部品配置図に記載の通り、ISP端子の4ピン(出力)と6ピン(GND)に周波数カウンターを
接続して下さい。
・[SW3]を押したまま、ISP端子の5ピンと6ピンを一瞬だけショートさせて、リセットをかけて下さい。
・即座に水晶の較正モードに入ります。
・LEDに「XtcA」と表示されたら、[SW3]を離してけっこうです。
・周波数カウンター出力には、32.768KHzの半分の周波数で16.384KHzが出ます。
・20PFのトリマーコンデンサーを回して、16,384.000Hzに近づくように調整して下さい。 ・トリマーコンデンサを回しても、16.384KHzより周波数が下がらない場合は、1〜3PFのセラミック
コンデンサを取り付けて下さい。
・調整が終わりましたら、再度ISP端子の5ピンと6ピンを一瞬だけショートさせて、リセットをかけて 下さい。
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