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救命艇の叛乱-文化出版局
救命艇の叛乱


剣は知っちゃいなかった The Swordsmen of Varnis クライヴ ジャクスン 訳:浅倉久志 の あらすじ


火星。赤い砂漠の果て、廃都ファロアニス。

夜半、遠雷の轟きの中を、騎馬の武者が疾走する。

先頭の一騎は、ロアニス国の勇将、サアン。
金の鱗を持つ六脚の竜馬に、鞭を入れる。

続く十騎は追跡者。屈強なヴァルニスの剣士。
じりじりと間を詰める。

サアンの竜馬には、もう一人の乗り手が。
火星の皇女。ロアニス姫。
琥珀の瞳の艶やかな美女。

「サアン殿!かなたの門をくぐれば、神殿です。まだ運は我らに味方しておりまする!」

いかに猛者サアンと言えど、十人のヴァルニス剣士に取り囲まれては、勝ち目はない。
しかし、この地の利を活かせば、不可能とは言えぬ。

いち早く、神殿への門を通過した、サアンとロアニス姫。
ヴァルニス剣士は、狭い門を通過するために、隊列を乱した。

皇女は、神殿へと急ぐ。サアンは門の出口で、ヴァルニス剣士を押さえる。

突っ込んで来た先頭のヴァルニス剣士は、サアンの長剣を竜馬の喉元に食らい、
転落した所、首を刎ねられた。

残る九人は竜馬を降りて、サアンににじり寄る。

しかし横溢な門路に順に飛び込んでは、既に死獣の上の戦いに利のある場所を占めた、
サアンの剣の餌食になるばかりだった。

ロアニス姫は神殿の放射能錠を調べ、解き放とうとしていた。

鍵穴を調べ、伝来の指貫をあてがうと、扉は開き始めた。
(開いた!サアン様!)

ロアニス姫はサアンを呼びに行った。

サアンは既に、四人を倒していた。
しかし、徐々に間を詰められている。

このまま、残りの六人に取り囲まれては、いかに勇者と言えども..

「サアン様!助太刀致しまする!」

乱入して来たロアニス姫は、華麗な剣さばきで、一人を背後から襲った。
勢いづくサアンは左右の者を仕留め、返す刀で中央、さらに右、左。

あっと言う間に、五人のヴァルニス剣士が地に倒れた。

最後の一人が、卑怯にもサアンの背後から、切りかかる。

しかし、間一髪、必殺の剣先を交わしたサアンは最後の剣士に、突きをくれるが、
この剣士も猛者と見え、サアンの剣をかわす。

この剣士、「ちいっ!」と舌打ちすると、何を思ったか、剣を投げ捨てた。

「もう、めんどうくせえ!」
剣士は、腰の鞘から陽子銃を取り出すと、一条の熱線を二人に浴びせた。

後には煙だけが残っていた。

..............


つまりは、インディ ジョーンズですね。

記:2011.05.11

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三分 小説 備忘録

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