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救命艇の叛乱-文化出版局
救命艇の叛乱


木星買います Buy Jupiter! アイザック アジモフ 訳:浅倉久志 の あらすじ


それは擬似映像だった。
とても、よく出来ていた。

彼らはまるで、人間に良く似た異星人のように見えた。
本当は、O型スペクトル恒星から来た、形の無いプラズマ生物なのに。

擬似映像は、こう言っていた。
「木星を売って欲しい」
彼らは法律を尊重する民族なので、ランベリー族との抗争のために、売ってほしいとの事だった。

彼らとランベリー族との関係がどうかは知らないが、
木星を軍事基地に使われてはたまらない。

しかし、代償は、地球上の全エネルギー充電できるだけの電池
そして、将来的にその5倍への増加対応も。

「我々は無断で、木星を占有する事もできる事をお忘れなく」


「何故、彼らは、木星を欲しがるのか?」

議論は紛糾した。一体、奴らは何を狙っているのだ。

しかし、その理由はやがて明らかになった
「彼らが、木星を占有した後に、実施される変更についての、スケッチ図が来ました。新しい木星です」

「木星のガス雲に見えるが、どこか変わったのか?」
「この部分です。このオレンジの部分は、ガス雲の動きとは関係なく発光し続けます」
「これは、いったい、何なのだ」
「彼らの文字で、『健康と白熱には、ミザレット製、エルゴン ヴァーテックス』です」

「つまり、彼らは木星に、立看板をかけたいと言う訳か」
「ええ。ですから、承諾致しました。それに、今回の件で新しいアイデアも浮かびましたよ」

「それは、何だね」
「土星ですよ。あの目立つ輪を、ランベリー族に売り込もうと」

..............


50年代には、広告を茶化した作品って多いんですが
これも、その一つ。
きっと、テレビが普及したためなんでしょうね。アメリカだし。

記:2011.05.01


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三分 小説 備忘録

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