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『小松左京フライバイガイド』
1998年9月号
−−−−−−−−−−−−−−− 刊行予定 −−−−−−−−−−−−−−−−− ●9月 1日(火)『ショートショート全集(1)』 3分冊になって発行。 単行本に未収録だった「おむかえ」「観光立星」「人生の絵」「因果応報」 の4編を収録します。 70年代に「エナジー」に掲載された『火薬と火』が、見つかりません。 ご存じの方がいらしたら、ご連絡いただきたく、よろしくお願いします。 ●9月 6日(日)『ダ・ヴィンチ』「あの人の選んだ10冊」 リクルート ●9月15日(火)『こちらニッポン・・・』 ハルキ文庫 −−−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−− ●9月 6日(日)12:25〜14:45 東京ビックサイト 菱研フォーラム テーマ:日本が地球社会に貢献できること 「地球社会」に貢献できる“真に誇れる日本像”とは? 現在、世界各国で最重要視されている問題といえば3つある──環境問題、食糧問 題、そして平和維持・軍縮問題である。 これらの問題は、もはや一国が直面し、解決を試みるレベルの問題ではなく、国家 という枠を越え、まさに「地球規模」で解決しなければならない問題となっている。 そして、問題の解決なしには国家の存続はおろか、人類の存続すらあり得ないという 事態を「地球社会」は迎えてつつある。 この地球的規模の問題に対して、我々は、日本は、一体何ができるのだろうか? ジャパンバッシングや不況に左右されない、否定的ではなく肯定的な、地球社会に 貢献しうる「真に誇るべき日本像」が、いま描き出される。 ◆小松左京講演:「経済は自然に学べ」 日本は、その国土のほとんどを自然に覆われ、日本人はその中で自然にふれ、自然 と共生している。そして、その自然には実は経済活動の全てが秘められているのであ る。人類は一体どうすればその秘密を知ることができるのか? それは、最も自然を知り、自然に近い、「日本人」がそのカギを握っている…。 ◆國弘正雄講演:「平和の勃発」 日本の優れた点といえば、「技術」を挙げる人は多い。しかし、いざ「地球社会」 に貢献するとなれば、実は日本には技術よりもっと貢献できるものが存在する。平和 憲法──それが日本の世界に誇るべき長所である。 この平和憲法に基づき、平和の実現を妨害する要素を一つ、また一つと取り除いて ゆく…これにより平和が「勃発」するのである。 (プロフィール) 小松左京 Sakyo Komatsu SF作家、文明評論家。1931年大阪生まれ。京都大学文学部卒。74年『日本沈没』で 日本推理作家協会賞を、85年には『首都消失』で日本SF大賞を受賞。EXPO'70でテ ーマ委員、テーマ館サブプロデューサー、花と緑の博覧会EXPO'90にて総合プロデュ ーサーをつとめるなど、その活動範囲は幅広い。他の著書としては、『復活の日』、 『さよならジュピター』、『地には平和を』等多数がある。 國弘正雄 Masao Kunihiro 英国エジンバラ大学特任客員教授、菱研顧問。元参議院議員。1930年東京生まれ 。ハワイ大卒、カリフォルニア大学大学院修了。“同時通訳の神様”としてさまざま な外交交渉の重要舞台に登場。日本テレビのニュースキャスターもつとめ、マルチ人 間ぶりをいかんなく発揮。国際的な人脈の厚さでは当代随一。著書に『異文化に橋を 架ける』『私家版和英』、訳書に『ライシャワーの日本史』などがある。 ◎日時: 平成10年9月6日(日)10:30 開場 17:00 終演予定 11:30 國弘正雄 講演 「平和の勃発」 12:25 小松左京 講演 「経済は自然に学べ」 13:30 パネルディスカッション&質疑応答 パネリスト :小松左京、國弘正雄、深見東州 モデレーター:栗本慎一郎 〜コーヒーブレーク〜 15:15 深見東州 講演 ◎会場: 東京ビッグサイト 会議棟7F 国際会議場 ◎出演: 小松左京 (SF作家) 國弘正雄 (英国エジンバラ大学特任客員教授、菱研顧問) 深見東州 (菱研所長) 栗本慎一郎(衆議院議員) ◎入場料 15000円 ●9月30日(水) 『日本沈没−1999−』製作発表