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『小松左京フライバイガイド』
2004年11月号
−−−−−−−−−−−−−−−− 刊行 −−−−−−−−−−−−−−−−−− ★2004年11月1日 『小説宝石』11月号p19〜p25 初顔合わせ「なるほど」対談で宮部みゆき さんと対談。光文社文庫で発行された女シリーズ『旅する女』についてや、物語を 書く人間としての境地など、初めてにしてはざっくばらんに対談。 ★11月3日(マンガの日) 『漫画歴史大博物館』(小学館)復刻。モリ・ミノル漫画も掲載。 ★2004年11月10日 横山光輝著『新・赤影』1(秋田文庫)に解説掲載。 ★2004年11月18日発売 月刊『アスキー』12月号に映画「エスパイ」DVD版発売記念インタビュー掲載。 ★2004年11月20日発売 『SF Japan』winter vol.10 の「大人の読書会」で『果しなき流れの果に』が 山田正紀と恩田陸によって語られている。 ★2004年11月28日(日) 朝日新聞読書欄「自作再訪」に『女シリーズ完全版・旅する女』についての原稿と 写真掲載。 −−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−− 平成16年霜月(11月)13日 はや、霜月とはなりぬ。それにしては、暖かいね。霜が降りそうにはない。 11月は4日から東京へ来て、共同通信の元旦用の対談を松井孝典さんとした。 共同通信は、国際通年企画として大きな事を考えていて、その総括的な対談というこ とだ。久しぶりに頭が切れてしかも、創造的な学者として70年代から注目していて 大好きな学者、松井孝典と話して、知的興奮を覚えた。 翌日は、『小松左京マガジン』第17巻のために、新井素(子)ちゃんのお母様と 対談した。お母様は、私とは一つ違いで講談社にずっと務めていらしたキャリアウー マンだ。お父様もご主人も講談社という方で、野間一族のことも含めて、日本の大衆 文化をになった出版社の話を伺った。 夜には、切り絵の久保ちゃんが、我が社の台所を使って美味しいものを作ってくれ、 コマケンやら高松おシゲさんやら、いろいろな人が来て賑やかだった。 6日土曜日には、朝日新聞が「自作再訪」にのせる写真を撮りに来た。上等なペン タックスで何枚も撮っていたが、結局使うのは一枚なんだろ。カメラマンさん、ご苦 労さん。 12日、フロンティア3000研究会で、徳島のリラクゼーションセンター「クリ ニック釈羅」へ行った。中西昭憲という精神科の院長は、日本で最初のカジノ保養施 設を作ろうとしているという、面白い人物で、とりあえず、11月20日にオープン する海水温浴施設を見学してきた。女性専用の施設ということで、オープンしたら我 々男どもは入れないのだが、今日は特別に入浴もさせてくれた。私はもちろん入らな いで車の中で煙草を吸っていたが、海水パンツを借りてまで高田公理は入浴し、暖ま ったといって喜んでいた。エステやマッサージ、レストランもある。懇親会は院長の 竹馬の友がやっている「人形の家」というフランスレストラン。マダムが吟味した材 料で作ったおいしい料理と自家製パン、おいしいワインで、私もデザートまでよく食 べた。新神戸から近畿タクシーのバスをチャーターして明石大橋、鳴門大橋を渡って 往復。昼間はお天気で瀬戸内海がよく見えたし、帰りは夜景で、須磨側の街の灯りや 関空の灯りが見えて、キレイだった。久しぶりの長距離ツァだったが、無事に箕面ま で帰ることが出来た。