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『小松左京フライバイガイド』 2004年7月号


−−−−−−−−−−−−−−−− 刊行 −−−−−−−−−−−−−−−−−−

★2004年7月発売のタカラ食玩「王立科学博物館」シリーズ第2弾、「巨神」に
 同梱されているフィギュア「木星儀とパイオニア」の冊子に「さよならジュピター」
 からの引用掲載。

★2004年7月5日 読売新聞朝刊「お品書き」欄に登場。


−−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−−−

★2004年6月〜8月 CS東映チャンネルで映画「復活の日」放送。

★2004年7月17日(土)
 東京大学先端科学技術研究センター・バリアフリープロジェクトとしておこなわれ
 るAdvanced ATAC(Assistive Technology & Augmentative Communication)セミナー
 に出演。15:30〜17:30 「宇宙時代の知性ー知的地球時代から知的宇宙時代へ」
 場所:安田講堂
 『渡辺荘の宇宙人』(素朴社)の著者で盲ろう者として東京大学でバリアフリー研
 究を推進している福島智さんとのトークセッションです。17日・18日の二日間
 にわたるセミナー。詳細は http://www.bfp.rcast.u-tokyo.ac.jp/atac/ へ。

★2004年7月
 綜合放送配信の番組「ラジオエッセイ」に出演。全国10局(山形放送、IBC岩手
 放送、東北放送、信越放送、栃木放送、静岡放送、北陸放送、福井放送、四国放送、
 宮崎放送)で毎日5分ずつ一ヶ月間、月〜土に放送されます。


−−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−−

平成16年文月(7月)3日

ようやく「エスパイ」のDVDが東宝から9月に出ることになった。
以前から、その時のオーディオコメンタリーの相手には由美(かおる)ちゃんを頼む、
と言っておいたのだが、今日、その念願がかなった。
浜町スタジオでの収録。30年前とかわらぬ由美さんが居た。
1974年12月の公開で、同じ年の10月から「日本沈没」のテレビ版にも出演し
ているのだから、この年は大変だったはずだ。
久しぶりに映画を通しで見てみると、由美ちゃんのかわいらしさが際だっている。他
は、加山雄三、若山冨三郎、藤岡弘、草刈正雄など、男ばかりの絵柄だ。由美ちゃん
とシェパードが出てくると、ホッとする。由美ちゃんの「オッパイ、ポロリ」のシー
ンには、改めて感動した。すごくキレイ。でも、悪いことしたなぁ。ごめんなさい


平成16年ふみづき(7月)15日

横浜の地球シミュレーションセンタの見学にいった。
1998年に横須賀追浜の海洋科学技術センターを見学したときにはパンフレットに
載っていた地球シミュレータが、実現して三年目とのこと。宇宙開発事業団と原子力
研究所、海洋科学技術センター(JAMSTEC)が共同で開発したものだが、JAMSTECが独立
行政法人海洋研究開発機構として沖縄の国際海洋環境情報センターとむつ研究所を統
合して生まれ変わり、この巨大シミュレータを運営している。
なにしろ1秒間に40兆回の計算が出来る世界最速のスーパーコンピュータ。大気の
動きや海流、地殻の動きなど、膨大な観測データを入れてシミュレーション出来ると
いうのがすごい。独立行政法人になって、研究機関だけでなく企業なども活用出来る
そうだから、どんどん使ったらいい。
BRAVEという3Dシミュレーション・バーチャルシステムを見ているときに、雷が落ち
て停電してしまった。我々が着いてすぐに雷が鳴って夕立が降り出したので心配して
いたのだが、避雷針もあり、大丈夫だといっていた。このようなことは前例のないこ
とだという。なんでも経験しておくに越したことはない。


平成16年文月(7月)17日

東大安田講堂で、福島智君とトーク。
バリアフリープロジェクトのシンポジウムで、私は「宇宙時代の知性――知的地球時
代から知的宇宙時代へ」というテーマで、『渡辺荘の宇宙人』である福島君を相手に
話したのである。
安田講堂には、車が着けられない。正門から歩かされた。中にはエレベータもない。
これでは、バリアフリーとは言えない。
私も含め、オウディエンスにも足の不自由な方がだいぶ来ていたが、困ったものだ。
トークショウは、司会の中野先生が用意してくれたパワーポイントの映像と、福島君
の即妙な応答で無事にすんだが、手話通訳と文字スクリーンで内容を伝えるシステム
は、すごいものだった。

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