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『小松左京フライバイガイド』 2004年3月号


−−−−−−−−−−−−−−−− 刊行 −−−−−−−−−−−−−−−−−−

★3月6日 産経新聞「追憶の一冊」欄で、松井計氏が『日本沈没』をあげ、「心に
      迫る切実なテーマ」、「今の時代にこそ、読まれるべき作品」と評した。

★3月19日号『週刊朝日』のグラビアページ「素顔の作家たち」で、濱井武さんが
 撮影したオーストラリアでの写真が掲載。

★3月25日刊行の『アメリカでは常識のニッポン人取扱説明書』(ロバート・ツチ
 ガネ・著/豊田有恒・訳、祥伝社)に推薦文。

−−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−−−

★3月20日(土) 午後9時から10時
 NHK衛星ハイビジョンにて「火の鳥からのメッセージ」(仮)に出演。4月3日(土)
 午後7時半から9時の「土曜特集」でも放送される予定。NHK総合で4月4日〜6月
 まで毎週日曜日午後7時半から7時55分に新たに製作されたアニメシリーズ「火の
 鳥」が放送開始されるに当たって、手塚治虫と「火の鳥」未来編についてコメント。


★3月21日  午後10時15分から55分
  NHKラジオ第一と国際放送(アジアむけ)「ラジオ文芸館」で、
  昨年の4月20日放送された「召集令状」の朗読が再放送。

★2004年3月〜4月 CS日活チャンネルNECOで映画「復活の日」放送。


−−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−−

 平成16年(2004)やよい(3月)8日

 先週金曜日、5日は、SF大賞の授賞式が東京會舘であって、その前に作家クラブ
の総会があり50人以上が集まった。現在会員は、160人以上いるそうだ。創立当
初の15人くらいの仲良しクラブとは、すっかり様相を変えている。そのうち、三分
の一は女性だそうだから、大したものだ。
 SF大賞の今年の受賞者は、「マルドゥック・スクランブル」の冲方 丁(うぶか
た とう)。字画は少ないが、意味は色々あるよね。どういう意味でつけたのかな。
本人はこの文字のように、縦に伸びた好青年だった。SF新人賞は八杉将司(やすぎ
まさよし)の「夢見る猫は、宇宙に眠る」。何度も新人賞に応募しては落選して、開
き直って書いた作品とのこと。好きに書いた作品が受賞して、よかったね。
 土曜日は、久しぶりに奈須紀幸先生にお会いした。相変わらず、気宇壮大なアイデ
ア満載で、SF作家も負けそうなおもしろいお話を聞かせていただいた。多圏地球シ
ステム研究の第一人者である山形先生も加わって、じつにおもしろかった。一流の研
究者というのは、研究内容のみならず、人物としてもおもしろい人が多い。森本マー
キーだけではないのだ。
 日曜日は、73年に出たレコード「21世紀の子どもの歌」が今度CDで復刻する
というので、「小松左京マガジン」用にインタビューを受けて、それから帰阪。東京
ではお天気で暖かだったが、大阪では前日から雪がふっていたそうだ。日本の天気は、
じつに複雑だ。

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