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『小松左京フライバイガイド』
2004年2月号
−−−−−−−−−−−−−−−− 刊行 −−−−−−−−−−−−−−−−−− ★2004年2月中旬 『続・読書の時間によむ本』全9巻(ポプラ社)の小学5年生用第5巻に 「キンタロウのひみつ」が収録。 −−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−−− ★2月12日 WOWOWで映画「復活の日」放送。 ◆2月18日 日本映画専門チャンネル(CS)で、「日本沈没」放送。 −−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−− 平成16年(2004)きさらぎ(2月)14日 今年のバレンタインデーは土曜日ということで、チョコレートの山とはいきません でした。前の日は13日の金曜日。フロンティア3000の研究会で、CDIの疋田 さんがEUでの多言語翻訳の報告をしてくれた。現在の15カ国が今年の5月には2 5カ国になって、EUの公用語が現在の11言語から20言語になる、というのだか らスゴイ。ドキュメントは機械翻訳がだいぶすすんでいるらしいが、会議での同時通 訳は人間がやるので、多言語使用の翻訳者を養成しているそうだ。母語を話す権利を 基本的人権と見なし、文化の基礎だという信念で貫いている。しかも、その費用はE U市民一人当たりコーヒー一杯分ですんでいることを誇りにしているそうだ。「人間 力」を高めるのが一番安上がりなんだよね。ヨーロッパらしいこだわりの強さには、 驚いた。 平成16年(2004)如月(2月)9日 節分も過ぎましたな。 今年は、2日から東京で茅陽一さんとの編集長インタビューをしたり、『21世紀 シネマ館』(講談社)のインタビューを受けたりしていて、豆まきをし損なってしま った。もっとも、我が社では鬼(秘書)を外に追いやるわけにはいかないのだが…。 コマケンやおシゲさんも来てくれて、節分を祝いました。私は、1月28日に73歳 になりました。おシゲさんの誕生日は2月2日なので、誕生日の乾杯も一緒に祝った のです。おシゲさんは、もう40年のつきあいになる編集者。「SFの母」として尊 敬し敬愛している、ステキな女性です。活発のあまり大腿骨骨折したり、お尻を打っ たり、肺ガンの手術もしていますが、長生きしてね。 先週末は、箕面に住んでいる5人衆の会に出席した。リタイアして第二の人生の人 もいれば、バリバリの技術者もいる。「文化人」として呼ばれたのだが、果たして文 化的な話ができたのか、おぼつかない。しかし、楽しいひとときではあった。