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『小松左京フライバイガイド』 2002年4月号


−−−−−−−−−−−−−−−− 刊行 −−−−−−−−−−−−−−−−−−

◆4月6日発売「ダ・ヴィンチ」5月号の「出版ニュースCLIP」コーナーで
東京都写真美術館で開催されている「映像体験ミュージアム」が紹介される。
「小松左京が贈る“映像体験美術館”開催」3月1日から5月19日。

◆4月1日 『6年の科学』4号                     学研
  一本木蛮さんの漫画「一発逆転!左京でドン!!」第1回掲載。
  「教養」漫画版で逆転博士としてキャラクター出演。
  http://kids.gakken.co.jp/kg/0204/kagaku/6/index.html

◆4月6日「ダ・ヴィンチ」5月号
 「出版ニュースCLIP」コーナーで東京都写真美術館で開催されている「映像体験
  ミュージアム」が紹介される。
  「小松左京が贈る“映像体験美術館”開催」3月1日から5月19日。

◆2002年4月24日から5月6日           新宿タカシマヤ10階
  「鉄腕アトムの軌跡展」開催。そのプログラムに、インタビュー掲載。


−−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−−−

◆4月29−30日
 『小松左京マガジン』会員と瀬戸内大橋、鳴門大橋、明石大橋をバスで渡る。

◆4月27日 『小松左京マガジン』第6巻発刊。

−−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−−

  平成14年うづき(4月)5日

 水平生活からようやく起きあがって、3日に東京に来た。

6月から本放送が始まるCS、ep放送の「幻想ファクトリー」で、私のキャラクター
が所長をしているということで、時々実像(クローンということになっているらしい
が・・・)が口をはさむ。そのビデオ取りをした。そのあと、久しぶりに銀座に出て、
7丁目から4丁目まで歩かされた。銀ブラにいい陽気になってきたので、♪つい、春
風にのせられて・・・。

 4日は、(萩尾)望都様がわが事務所に来てくれた。モト様の作品は、「ポーの一
族」が始まったころからずっと好きで、25年以上前に小学館漫画賞の選考委員を引
き受ける条件として「女流作家でもいいか」「他社作品でもいいか」ということを確
認し、私が選んだ第一回漫画賞受賞者としてモト様の『ポーの一族』と『十一人いる
!』を選んだ、という経緯がある。エレガントなモト様に会わせて、こちらもジャケ
ットをきちんと着て応対。お酒もちょっと控えめに。翌日は青森に飛ぶ、ということ
で、あまり遅くまで引き留めなかったが、それでも11時過ぎまでつきあってくれた。
ありがたいことだ。


平成14年うづき(4月)13日

 11日、霊友会の機関誌「あした」のために、日引さんという若い学者と対談した。
エネルギー科学でも化学の方で、日本とアメリカの原子力学会賞や日本混相流学会賞
など、数多くの受賞歴もある優秀な人だ。その日のテーマは、日本の精神文化の荒廃
に「復活」はあるか、というシビアな問題だったが、彼を見ていると、私のようなロ
ートルは、「大丈夫」という気になってしまう。彼のように真剣に問題意識を持つ若
者がいてくれれば、何とかなるだろう、という気がするのだ。地球の歴史を見ても、
何度も急激な気候変動や外からの衝撃を経て今日に至っているのであって、生物の進
化を見ても、現在の人間のありようが、最終ということはない。これから先、どんど
ん変わっていって構わないのだ。

平成14年(2002)卯月22日

 17日、東京で(夢枕)獏ちゃんと対談した。『小松左京マガジン』第7巻のため
だ。生意気のタケ(高千穂遙)にも来てもらう。獏ちゃんが、一人だと心細い、と、
ガラにもないことをいうので、頼んだのだ。夢枕獏なんて、いい名前だよなぁ。高校
生時代に、すでに考えていた名前だそうだ。創作活動は、小学校時代にまでさかのぼ
るとか。すでに作家の芽は、芽生えていたのだ。7月末の発売予定だけれど、お楽し
みに。これから沖縄に行くといっていた。うらやましい。僕も行きたいなぁ。「海底
遺跡」を見てみたいのだ。

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