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『小松左京フライバイガイド』
2001年9月号
−−−−−−−−−−−−−−− 刊行予定 −−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−−− ◆9月4日 第二回小松左京賞最終選考会 −−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−− 平成13年ながつき(9月)9日 はや、長月も9日。沖縄、四国を襲った台風の影響も箕面には及ばず、カンカン照 りの暑い日である。 4日に、第二回小松左京賞受賞作を町井登志夫さんの「今池電波聖ゴミマリア」と いう、何とも変わったタイトルの作品に決めた。内容は学園バイオレンスものだが、 2025年の今池という、現在の日本の選択によっては、「ありえるかもしれない」 と思わせるシテュエイションを仮想して、その中で高校生の登場人物がむちゃくちゃ な動きをする。しかし、なぜかぐいぐいと読ませる力があって、読んだ後はいろいろ なことを考えさせられてしまう。 6日、星新一さんの誕生日を「ホシヅルの日」として、SF作家クラブでは星さん の「偉業」を偲んでいる。5日の夜は、豊田(有恒)さん、高齋(正)さん、高松( 繁子)さんらと、死ぬほど星さんに笑わせられたけど、肝心のその話を覚えていない んだよね、といった思い出話をして盛り上がった。当日は、青山の墓地にお墓参り。 昼から日が差してきて、暑くなる。スカートをはいている女性陣は、ヤブ蚊の襲来に 悲鳴を上げていた。その後、作家クラブ総会。会員は現在160名以上いるという。 若手が元気なのがいい。会長が、大原まり(子)ちゃんから、神林長平にかわった。