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『小松左京フライバイガイド』
2001年5月号
−−−−−−−−−−−−−−− 刊行予定 −−−−−−−−−−−−−−−−− ◆5月2日 『異形ミュージアム2』に「牛の首」収録。 徳間文庫 ◆5月21日 『2001年宇宙の旅・講義』巽孝之 平凡社新書 110ppから121ppに、小松左京SFについて論じられています。 ◆5月28日 文化欄に堀晃さんが「威風堂々うかれ昭和史」の書評 産経新聞 ◆5月29日 『一冊丸かじりIT革命』 「月刊産業と経済」臨時増刊別冊 巻頭特別インタビューで登場。 「IT」が「愛呈」になる未来に期待。 −−−−−−−−−−−−−− 講演・放送 −−−−−−−−−−−−−−−−− ◆5月16日13:55〜14:00「THE VOICE」 FM岩手・FM山形・FM栃木・FM新潟・FM長野 FM福井・FM滋賀・FM佐賀・FM宮崎・FM大分 『小松左京マガジン』について語っています。 −−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−− 平成13年さつき(五月)9日 「小松左京マガジン」第三巻の編集長インタビューのお相手として、吉田夏彦さん にお出でいただいた。私が還暦の年、ちょうど10年前に白浜で「十賢一愚・宇宙・ 生命・知性」シンポジウムをやったときにお会いして以来だが、ちっとも変わってい らっしゃらない。御髪もスタイルも、頭脳もお口の回転も・・・。午後三時から夜中 の十二時過ぎまで、知的で楽しいおしゃべりは尽きず、あっという間に時間がたって しまった。こりゃ、原稿にするのは大変だぞ。 平成13年さつき(五月)10日 れい(松本零二)さんと対談。私が学生時代に描いて出版された漫画、「大地底界」 の本をもってイオにきてくれた。「地底王国」という題で田中すすむという名前にな っているが、間違いなく私の描いたもの。表紙の絵は全く違うものになっていた。私 が描いた昭和24年頃の赤本マンガ隆盛時代の話で盛り上がる。 平成13年さつき(五月)21日 SF作家クラブ主催の「難波弘之を称える会」に参加。目黒ステーションホテルと いうのだから駅の近くかと思ってタクシーを降りてしまったのだが、それから五分ほ ど急な坂道を歩かされた。しかし、久しぶりに聞いたアングラでのライブ。スピーカ ーの近くの壁にぴったりと身体をつけて椅子に座っていたのだが、振動が身体を貫き、 そのパワーに心地よく身をゆだねることができた。それだけ体力が回復したというこ とだ。以前だったら、とても耐えられなかっただろう。 平成13年さつき(五月)22日 東京都写真美術館の学芸員がきて、来年3月からの企画の相談。夜は内閣府の参事 官がきて、引き合わせる。人間の「感覚・知覚」の拡がりを「映像文化」のさまざま な形で展示しようとしている人と、人間の「知覚」を自由にひろげ且つその結果を活 用する科学技術政策を模索している人間。遠いようで近くにいる。ともに、人間の総 合的な感覚を伸びやかに育て表現して豊かな気持ちになったり、豊かな生活をしてい くために、それぞれの施設、システムの中でやりたいと思っていることについては、 共鳴するところが多いようだった。 平成13年さつき(五月)23日 高千穂、チュカサ、蛮ちゃん、るりあさん相手に『教養2』のためのトーク。エネ ルギーについてということだが、脱線が多い。それでも夜10時まで、9時間にわた ってしゃべり通し。楽しけりゃいいのだ。