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『小松左京フライバイガイド』 2001年4月号


−−−−−−−−−−−−−−− 刊行予定 −−−−−−−−−−−−−−−−−

◆4月1日 日曜文化欄                       東京新聞

  『小松左京マガジン』が紹介される。

◆4月4日号『ダ・カーポ』p.113「BOOKS面白捜査線」で『教養』が紹介。
 「興味深いのは、高千穂氏が人類の将来について絶望視しているのに対し、
  小松さんは前向きなことだ。(中略)……小松左京という存在―これこそ
  本書最大の謎かもしれない。」

◆4月7日 『威風堂々うかれ昭和史』              中央公論新社

◆4月9日 文化欄「ひと」                   読売新聞夕刊

  『小松左京マガジン』創刊を紹介。

◆4月18日「Lockon!」p.54-p.57     『ダ・カーポ』5/2号 マガジンハウス

  インタビュー記事掲載。『教養』の紹介だけでなく、生命、進化、知性、死、
  そして宇宙についての小松左京の尽きぬ好奇心の謎に迫っています。

◆4月25日 『小松左京マガジン』第二巻発行。             イオ

◆4月27日 「日本沈没」テレビ版DVD発売開始。    アミューズピクチャーズ

  M-1,M-2,M-3(各3話収録・¥4800)
  各巻の特典や初回限定のおまけなど様々あります。

◆4月29日 文化欄「本・よみうり堂」               読売新聞

  『威風堂々うかれ昭和史』が紹介される。

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−−−−−−−−−−−−−− 臥猪庵 hic −−−−−−−−−−−−−−−−−

 平成13年うづき(4月)9日

 6日、いつもは第二金曜日にやっているフロンティア3000の研究会を千里クラ
ブでやる。私の昔からの問題意識にあるこの宇宙の誕生と生命の発生について、森本
マーキー(雅樹)と石毛(直道)さんと若手を交えて、久しぶりに固い議論をかわす。
「この宇宙」が誕生して、様々な原子ができて、高分子になって、タンパク質ができ、
生命のもとができて、現在地球上にあるような生命体になって、というプロセスは、
スリリングでいつ考えても不思議で感動してしまう。
また、「生命体」の定義も、考えると面白い。岩石だって、他者を認識して考えてい
るかもしれない、なんて意見も出た。
 翌日、7日は、民博(国立民族学博物館)の花見だった。万博記念公園に酒と食べ
物を持ち寄って、2〜30人の大宴会だ。広大な庭園に桜の木の林があり、芝生に多
くの人たちが寝っ転がったり手ん手に宴を張っている。博物館からかなりの距離があ
って、歩けるかとちょっと心配したが、桜に見とれながらいつの間にかたどり着いて
しまった。われわれのグループは子供から老人、外国人も含め得体の知れない構成で、
桜をみるよりもおしゃべりに花を咲かせているのだから、端から見たら異常に写って
いただろう。初夏の陽気で風もなく、花見日よりの一日だった。私は、酒も飲まず、
夜6時半までつきあうことができた。


 平成13年うづき(4月)27日

 25日、予定どおり「小松左京マガジン」第二号(巻)が印刷所より届いた。我な
がら充実した内容と感心。「上方大衆芸能裏面史」で紹介されている写真は、わかる
人にはとても貴重で懐かしいもの。澤田隆治氏の蒐集力にあらためて感謝。掲載しき
れなかった大阪松竹少女歌劇(OSK)のプログラムをみた元OSKの女優、米朝師匠夫人
は、身体が震えたという。
 26日、『季刊大林』のために、東浩紀さんと対談。今回はこちらから頼んだのだ。
プラトンの「アカデメイア」復元特集で、哲学すること、これからの知性、アカデミ
ズムの将来について話した。「帝国型の知」と「コミュニティ型の知」という分類は、
なかなか面白かった。

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