自分改革のために
ver.02/09/06
[ 自分カウンセリング ] [ 楽に生きる ]
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もうあのつらさは二度と経験したくない…(-_-;) うつうつの再発防止と、楽な生活のために、 生き方をちょっとだけ変えてみませんか。 自分カウンセリングのすすめ 頭がいっぱいになったら、原点に戻って考え直してみよう。 楽に生きよう うつうつ経験を生かしつつ、新しい自分になろう。 |
自分カウンセリングのすすめ
うつうつの後期、少しだけ頭と身体が働くようになった頃から、
「○○しなくっちゃ→できない自分はダメだ…(ρ_;)」という気持ちで
頭がいっぱいになってしまうことがありました。
そして、ぐるぐると考えていることに気がついた時には、
その内容について改めて考え直してみる、ということをしていました。
これを私は「自分カウンセリング」と呼んでいます。
・自分カウンセリングのやり方
1.【課題】ぎりぎりの最低限、何をすればいいのか?(must) 2.【心】どのくらいやりたいのか?(want) 3.【可能性】どのくらいできるのか?(can) 4.【結論】最終的な解決方法 |
について、時間をかけて、正直に、考えます。
・自分カウンセリングの例その1:お茶碗洗い
たとえば、「お茶碗を洗わなくっちゃ…でも、できない(ノ_ _)ノ
そんなこともできない自分はダメだ〜(T▽T)」と、ぐるぐると
考えているのに気づいた時。
1.【課題】最低限、流しがいっぱいになった場合に、夕飯の前に 1日分まとめてやればいい。 (1日中食器があってだらしなくても、実際、食事以外の生活は困らないし。) 2.【心】ごはんを作るときに、じゃまにならない程度には、やっておきたい。 3.【可能性】今はちょっと気力と体力がないので、どうしてもできない。 4.【結論】だんなさんに「時間のあるときに、食器洗い機にかけてくれる?」 とお願いしよう。 |
・自分カウンセリングの例その2:洗濯
「朝起きられないから、洗濯ができない(T▽T)」というとき。
1.【課題】最低限、下着がなくなったときに洗濯すればよい。 2.【心】できれば昼間外に干して、日光消毒したい。 3.【可能性】朝起きられないから、昼前から干すのは無理。 外がこわくて、ベランダに出るのもつらい。 4.【結論】朝にこだわらず、夜中以外の体調のいいときに洗濯しよう。 殺菌のためには、洗う時一緒に液体の酸素系漂白剤を入れればいい。 干すのが面倒だったらまとめて乾燥機へ。 家の中に干しておいても、2,3日すれば乾くし。 |
と、こんな感じです。
これを、ひとつひとつゆっくりと時間をかけてやります。
一番大事なのは、「自分自身が心から納得すること」です。
正しい答えとか、いい答えとか、そういうものは一切ありません。
その時の状況と、自分の心、体力などの条件を、ひとつひとつ
公正にみつめなおすという作業の過程が大切です。
私が一番陥りやすかった考え方のパターンは
「周りの人はきっと私にこうして欲しいと思っている」
と決めつけて、自分自身でハードルをどんどん上げていってしまう
ということでした。
確かに、いろんなことに気づいて、うまくやることは大切です。
しかし、得意不得意や、体力気力、時間などのさまざまな制約で
できないことだってあります。
できない自分をむやみに責めるのではなくて、
いろいろな要素を考え合わせ、ぎりぎりの合理的な線を見つけて、
そこをクリアできれば、それでいいのです。いや、十分なのです。
むしろ、心の余裕ができて、生活全体として、うまくいくことさえありますよ。
*おまけ(02/09/08)
自分カウンセリングが質問回答形式で簡単に(?)できる、
自分カウンセリングルームを作りました。どうぞご自由にお試しください。
(JavaScriptをONにしておいてください。)
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楽に生きよう
元気を取り戻し始めたら、うつうつが教えてくれたことを生かしつつ、
なるべく楽に、自分らしく生きてみよう。
そのためのアイディア集です。
読んでみて、自分にしっくりくるものがあれば、
ぜひ、自分のものにしてみてくださいな。
・自分の心の状態について、じっくりと観察しよう。
何をするにもまず、自分の心の状態をよく知ろう。
むやみに「こうするべきだ」とか「こうするのがいい」とは思わず、
「本当はこうしたいのだが、いろんな要素を考え合わせた結果、私はこうする」
というように、自分の希望と、周りの期待をはっきりと区別しよう。
そして時には、周りの期待を無視する勇気を持とう。
・自分にできること、できないことを区別しよう。
例えば仕事などで、全てのことを引き受けて、きちんとできる人はいません。
現実的に考えると、できるかできないかをしっかり判断し、
できるといったことに関しては確実に仕上げる人のほうが、
長い目で見れば、きっと信頼されます。
前もって自分の力を見積もっておけば、無理も減って楽だしね。
・やりたいこと、やりたくないことを区別しよう。
本当のやりたいことは、一時の情熱ではなく、気がついたらいつも側にあった…
と言う感じで残るもののような気がします。
また、やりたくない=やらないではなく、どのように「やってもいいかな…」
という課題に変えていくかが重要です。
例)調子の悪いときには、不便が勝つまで家事はしない
調子のわるい時は、家事のできない自分をやたらに責めてしまいますが、
実際に心から「これは不便だよなぁ…」と感じたら、家事をする気力も多少
違ってきます。本当に具合の悪いときは、不便かどうか自体もわからないし。
基本的に、不便を感じたら、感じた人が不便でなくなる程度にやれば
いいのだ…と個人的には思っています。できる人ができる時にやればいいのです。
(もちろん、それぞれの都合や状況によると思います。)
・周りの状況を判断できるほど、好きなことができる。
自分のやりたいことを、できる範囲でしましょう。
自分のやりたいこと=周りに迷惑をかけることではありません。
そのために、工夫したり、話し合ったりする努力が大切なのです。
一緒に生きるということは「お互いさま」です。
自分のわがままを1つ通したら、次には相手のわがままを1つ聞く、
くらいのつもりでいれば、気持ちに余裕ができます。
また、自分にとってどうしても必要なことであれば、少々無茶でも
冒険してみてもいいと思います。ただし、できる限り周りを説得する
努力(ガッツと根性…)が必要です。
・上手に頼もう。
頼み方のコツ、というものがきっとあるんじゃないかと思います。
例えば、よく掲示板で見かける「はじめまして、教えて君」は、典型的な
悪い頼み方の例のような気がします。例えば下のような書き込み…
「はじめまして!PC初心者です。メイルが届かないんですけど、
どうすればいいですか?」
これだけでは、十分なアドバイスができませんよね。
必要なのは
・状況を必要十分に説明する
・自分がやってみた(けれどだめだった)ことについて伝える。
ことではないでしょうか。
これをより一般的にすると、
・状況をとらえて判断する。
・できるところまでは自分でやってみる。
プラス、
・相手がやりやすいように気を配る。
ここまですれば、それ自体が十分な努力ですよ〜。きっと。
・必要な時に必要なだけ「助けて」と言えてこそ、大人です。
お互いさまなのですから、助けてもらいましょう。
そして相手が困っている時に、自分も助けてあげればいいのです。
長期間のギブ&テイク…それが人間関係というものの本質じゃないかと。
・断り方のコツ
上手に断りましょう。難しいけれどね…(^-^;
相手の立場を思いやりながらも、自分の状況をよく見極めて、
誠実に返事をしましょう。
無理をして引き受けても、結局は自分も相手も気まずくなるだけです。
それから、一度くらい断っても次があるさ!と思うことも大事。
本当の友達だったら、会えないときだって友達でいられる、
今は多少機嫌を悪くさせても、最終的にはそちらのほうがいいはず、
チャンスは何度でもめぐってくるもの…などなど。
・適性について
せっかくですから、自分の性格を知りましょう。
例えば、ストレスをためこみすぎて、うつうつになったのならば、
「ストレスをためこみやすい性格」がわかったというわけです。
単純な良い悪いではなくて、パーソナリティーや個性
(おおざっぱに言えば「人との違い」ということかなぁ)を
素直に見つめましょう。
信頼できる親しい人に、率直に聞いてみるというのも一つの方法です。
そして、得意なことと、苦手なことのリストを作ってみましょう。
得意なことは、それを生かし伸ばすようにして、
苦手なことは、課題を調整すればいいのです。
大切なのは「対処方法」であって、得意や苦手を知ること自体は、
そのための一つの方法でしかないのです。
・短所と欠点を見極めよう。
あつよさんが「今日の常識(第85回)」で書いていて、とても納得したのですが、
人間の短所と欠点は違います。
短所とは、努力次第で何とかなるもの。
例)酒を飲んで暴力をふるう、仕事が長続きしない、など。
欠点とは、文字通り「欠けている点」。きっと治らないであろう性格の傾向です。
例)協調性がない、神経質である、など。
短所を治すためには、最大限の努力をしましょう。
欠点は自分で素直に認め、それをフォローすべく、
課題を調整したり、誰かに補ってもらったりしましょう。
きっと、そういうことも立派な努力のうちではないかと思います。
・人生いろいろ
「これが普通だ(または、当然だ)」という「あたりまえの人生設計」は
この際、潔く忘れましょう。(・_・ )ノ" ゜ ポイッ
きっと人生出たとこ勝負!ハプニングが起きたら、その時に
できるだけの力で考え、選択していけばいいのです。
自分にしかできないオーダーメイドの生き方のペースを見つけましょう。
そしてまめに修正を繰り返し、自分にぴったりとした生き方を創り続けましょう。
・自分を大切にしよう。
お気に入りの、とっておきの自分を、時々演出してみましょう。
たまに「よそいき」があるからこそ、「日常」も楽しくなるのです。
自分に投資しましょう。毎日使うものはいいもの、快適なものを選んで…。
必ずしも「高級品」でなくても、自分にしっくりくるものを見つけましょう。
好きなものに囲まれていると、それだけでリラックスできますよ。
嫌いなものは、思い切って捨ててしまう勇気も必要かも。
・楽しいことを見つけよう。
笑顔はなんにでも効く万能薬です。
笑う角には福来たる!(^ー^)ノ
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