ガスパチョ
材料(5人分)
完熟路地トマト:1.5キロ
ニンニク:1片半
卵黄:2個分
上質オリーブ油:大さじ1と2/3
塩:小さじ1と1/2
食パンの白い部分:1枚分
レモン汁かかんきつ類の汁(好みで):少々
【浮き身】
(タマネギ、ピーマン、キュウリ、トマト、パンを
各5ミリ角前後に切る):それぞれ約2/3カップ
作り方
- トマトは皮をむき、横半割りし、たねを取り裏ごしする。
たねは万能こし器に受け、汁はこし取りトマト汁と合わせて
(これで計5カップになる)冷蔵する。 - すり鉢の底に塩の一部を入れ、その上にニンニクを置いてよくする。
次に卵黄を落としてすり、オリーブ油を加えてすり、パンを加えて
ねちねちとすり、ねっとりしたらこれがベース。 - 2に少量ずつ1を加え、だまができないようにすり伸ばす。
調味は塩の残りと必要ならばレモン汁、氷水で少し割ってもよい。 - 浮き身は薬味をかねており、キュウリの香りと歯ざわり、
ピーマンの香り、セロリを入れたければ加えてもよい。
飲むような食べるような涼味あふれる食べ心地。
【コメント】
パーティーの場合は容器の外側を氷で囲めば上等。
百人百様で規則はない。作りなれたら、乳児、病弱者には
材料の手加減を勧める。
ミキサーを使わない理由は、結果が異なるのと、線目の入った
すり鉢も、馬毛の裏ごしも世界唯一の道具だから。
【引用元】
朝日新聞1996/8/13日付より