2006年3月27日予算特別委員会質疑<補充>


平成18年  3月 予算特別委員会
平成十八年予算特別委員会
予算特別委員会会議録第八号
日 時  平成十八年三月二十七日(月曜日)
場 所  大会議室



○原田 委員長 本日は、これまで審査してまいりました平成十八年度予算五件の補充質疑等を行います。
 なお、本日の欠席並びに遅参等の届け出がありますので、ご報告いたします。
 遅参者は稲垣委員、以上であります。
 それでは、質疑に入ります。
 無党派市民、どうぞ。

◆木下 委員 下北沢の補助五四号線について区長にお聞きします。
 本年度中に事業認可申請をされますか、されませんか。

◎真野 北沢総合支所長 今現在、事業認可の取得を目指しまして、東京都と調整を図っているところでございます。今後とも鋭意努力していきたいと思っております。

◆木下 委員 もう今週で三月も終わるわけですから、そろそろ今年度はどうなのかということをはっきりおっしゃったらどうですか。

◎真野 北沢総合支所長 先ほどもお話ししましたように、今後も引き続き鋭意努力していきたいと思っております。

◆木下 委員 ところで、この道路の事業は国庫補助を申請していますよね。それで、道路整備臨時交付金でパッケージで申請しているけれども、新規事業である下北沢地区の五四号線については、評価マニュアルに基づいた調査の手続が義務づけられていると思うんですけれども、これは済んだんですか、また、いつ提出するんでしょうか。

◎真野 北沢総合支所長 下北沢の世区街一〇号線及び補助五四号線の整備に当たりましては、メニュー等を見越しまして、来年度には交付金を見込んで事業が進められるよう、昨年、概算要望、それから本要望をしてきたところでございます。五四号線につきましては、十五年度に地方道路整備臨時交付金の事業採択を受けまして、測量等の補助を受けております。

◆木下 委員 そうすると、もうその採択は受けて、その後、事業認可に進もうとしていると、そういうことでよろしいんですか。

◎真野 北沢総合支所長 事業採択につきましては十五年に受けております。

◆木下 委員 下北沢は、圧倒的に多くの人たちがこの道路に反対しております。下北沢の文化を守るという点でも、整備については考え直した方がいいというふうに思います。区長も話し合いをするということをおっしゃっているようですので、ぜひそれは、話し合いをするということはよろしいですね、区長。

◎真野 北沢総合支所長 区長の方から、この件につきましては、北沢総合支所の方で窓口で対応するようにというご指示をいただいておりますので、私どもの方で対応させていただきたいと思います。

◆木下 委員 ですから、話し合いをきちっとできるように対応するのかどうか聞いているんです。

◎真野 北沢総合支所長 今後も、我々の方で皆様とお話をさせていただくよう努力してまいりたいと思います。

◆木下 委員 同じお答えがずっと続いているんですけれども、重要問題ですので、これはきちっと見直しをしていくように、それは申し入れておきます。
 それから、区長にお聞きしておきたいんですけれども、一九八〇年代に日本はバブル経済を経験して、一九九〇年代に入ってその崩壊を経験したわけです。そのときの中央銀行の総裁や副総裁は、バブル経済とその崩壊、そうした経済のかじ取りに責任があるとお考えになりますか、いかがですか。

◎平谷 助役 委員ご案内のとおり、歴史上バブルというのは単に日本だけでなくて、結構過去にも起こっています。その要因を一人の個人に収れんさせるというふうにはならないだろうと、そんなふうに思っています。

◆木下 委員 私は個人のことを言っているのではなくて、要するに、日本の中央銀行というのが組織として間違ったとすれば、そこのトップにいた人、副総裁であったり、総裁であったりした人は、やはりその責任はあると。責任問題というのはそういうものでしょう。そういうふうに私は思うんですが、いかがですか、区長に聞いているんですけれどもね。

◎平谷 助役 基本的には、私も幾つかバブルに至るプロセス、あるいはその崩壊の部分を、例の分析レポートしたのを読ませていただく限りにおいては、さまざまな動きがある中での政府の責任、あるいは中央銀行としての責任、それらがこれだというものはなかなか歴史上も見つけがたいと、こんなふうに私は理解しております。

◆木下 委員 そうやってまた第二の敗戦、経済の敗戦についても、一億総ざんげみたいなことを言われる。それが日本の戦後の道徳というか、モラルの低下を招いたということは、敗戦に対しても、いろんなところからも指摘されているわけですよ。そういう意味で、私は、三重野元日銀総裁を道義教育の検討委員会の委員長にされるということは非常におかしなことだと、そのことを申し上げたつもりですけれども、区長は教育長とこの件について相談されていましたか。

◎若井田 教育長 道義教育の検討委員会の委員の構成につきましては、教育委員会の方で決定しておりまして、区長と相談してはおります。

◆木下 委員 そうしますと、今区長に対してした質問ですけれども、この前はどうもわからないということでお逃げになったけれども、バブル経済及びその崩壊について、日銀総裁あるいは副総裁だった、そういった方の責任というものはあると思いますか、ないと思いますか。

◎若井田 教育長 バブルの要因、それから崩壊の要因等につきましては、私自身、勉強不足でございますので、それについて三重野氏に責任があるか、ないかということについてはお答えできません。

◆木下 委員 国民的に大きな問題になっているわけですよ。それから、ある種のモラルの問題というのは経済問題とは切り離せない、そういう時代的な問題も持っています。そういった中で、委員長をお選びになるときに、そういうことすらもお調べにならない、また考えようともしない、そのことは非常に問題だと思います。
 次に、給田の墓地問題についてお聞きします。
 事業はもともと道路建設会社による寺の名義を借りた不良債権処理であることから、墓地経営になじまない、区は取り合うなと私は言い続けてきました。予定地がとうとう競売決定となってしまいました。既に資格は失われていると思います。競売決定を防げなかった光母寺には、もはや墓地経営の資格はないと私は考えます。それでもまだ申請したいというふうに光母寺の方は言い、区は申請されたら受けざるを得ないというようなことをまだ言っております。
 ところで、競売については当事者から区に何にも報告がなかった。周辺住民から知らされて、区は寝耳に水だったということを聞いております。区はある意味でこけにされているわけですけれども、区は必要な情報すらいまだつかんでいないわけです。競売に至る経過について当事者から徹底的に事情聴取し、その上で事態を周辺住民に報告することをぜひ約束していただきたいと思いますけれども、担当助役である山田助役、いかがお考えですか。

◎上間 世田谷保健所長 墓地計画地の現状については、私どもといたしましても、調査及び事実確認等を行っております。

◆木下 委員 ちゃんと当事者を呼んで事情聴取されましたか、いかがですか。

◎上間 世田谷保健所長 現在調査し、それから申請予定者についても事実確認を行うべく連絡をしているところでございます。

◆木下 委員 まだ呼んでいないでしょう。いかがですか。

◎上間 世田谷保健所長 連絡はしております。

◆木下 委員 つまり、競売にかかったにもかかわらず、連絡も来なかった。そして、それを知ったのは、住民側からそのお話を聞いて区が初めて知ったわけですよ。こんなばかなことがあると思いますか。そして、そういったことを続けて、もう平成十六年にはつくると言っていたやつがいまだにできていない。それで競売にかかってしまった。そういったことに対して、やはり厳しく経緯を問いただすことから始めなければいけないと思いますけれども、区長、どう思われますか。

◎上間 世田谷保健所長 この計画につきましては、法に基づき……。

○原田 委員長 以上で無党派市民の質疑は終わりました。