2006年3月13日予算特別委員会質疑<総括質疑>


平成18年  3月 予算特別委員会
平成十八年予算特別委員会
予算特別委員会会議録第二号
日 時  平成十八年三月十三日(月曜日)
場 所  大会議室



○原田 委員長 引き続きまして、無党派市民、どうぞ。

◆木下 委員 区長にお尋ねしたいんですけれども、一般質問で、商業者協議会という、下北沢で五百店舗以上――五百十だったかな――の署名を集めて、ぜひ区長にお会いしたい、そういった方々に対して、区長は十八日の当日に日程があったから会わなかったと答えているんですよね。ただ、暮れから区長室に対して商業者協議会の方々は、ぜひ区長に一度お会いして、少しの時間でもいいからお会いして要望書を手渡したいんだ、そういったことを言っていたということについては、区長室から聞きましたか。

◎熊本 区長 聞いていました。ただ、その日は、ご承知のように、区民会館の方で会合があったからということです。

◆木下 委員 それは一般質問のときに聞いているんですよ。ただ、何日か日程を挙げて、複数の日程を挙げてお会いしたいと言っていたことはご存じですか。

◎熊本 区長 私の場合はいろいろ日程が入ってきますので、区長室で調整されたもので会っています。ですから、区長室の方で調整したのは、十八日と固定して指定されたことについての話だと思いますが。

◆木下 委員 十八日にはにっちもさっちもいかなくなって、とにかく区長室に行って、区長に会いたいということを言って、調整しようということで出向いていかれたわけですよ。それで、そのときに、十一月から二月までが年末年始であるというふうに区長室長は答えたわけだよ。それが非常識だということについては区長はおっしゃっているよね。そうすると、その二月までの間に全然日程がとれないということはないと思うんですよ。それは調整してみますとか答えればいい話なんですよ。そういったことについて、それは全然会わないという体制じゃないですか。それはどう思われますか。

◎熊本 区長 区長室の方で十一月から二月まで年末年始で、そのことに対して、私は非常識だなんて言っていませんよ。それはあなたが言っているんでしょう。私はそういうことは言っていません。

◆木下 委員 言い方は間違ったかな。つまり、この前、十一月から二月まで正月だというようなことで、そういう言葉だったかもしれないけれども、ただ、もう過ぎていたから、それは二月まで正月だということ自体が、それはやっぱり非常識でしょう、そう思いませんか。

◎熊本 区長 非常識でしょうというあなたの問いかけであって、私は非常識だとは言っていませんよ。

◆木下 委員 そういうふうに答えること自体が、役人としていかがなものかと聞いているんですよ、いかがですか。

◎熊本 区長 私は役人であると同時に政治家です。間違わないでください。

◆木下 委員 区長室長がそう言ったことはどうだと聞いているんですよ。

◎熊本 区長 ですから、非常識だとは言っていません。

◆木下 委員 それでいて、要するに会う時間が全然ないと言いながら、それで下北沢の町会と商店街の方々にはちゃんとお会いしているわけですよ。それは完全にそういう仕分けをされているわけですね。

◎平谷 助役 いずれにしましても、日程の調整は、それぞれの所管が区長室に調整方をお願いして、区長の日程を調整しながら、結果的にそうなっている。この間申し上げたように、この間の件は、区長がいないことをもうご存じでお見えになっているということは、先日、一般質問の際に申し上げたところです。

◆木下 委員 要するに、その日にいないということは、その時間にいないということはわかっていながら来ているわけですよ。だから、いつお会いできるんですかという調整の過程で、二月までは全然会えない、二月過ぎたら、もう今は三月で議会でしょう。そういうことで、つまり会えないということで、ある意味避けたわけですよ。そういったことについて、区長は本会議質問では、それは問題ありということについて語ったと私は思っていますので、とにかくそれについては、きちっと聞く耳を持つ区長というのであれば、ちゃんと検討してくださいよ。

◎熊本 区長 聞く耳を持つ私は、確かにそういう姿勢で来ております。そして、やはり私も組織の中の区長になっているわけですから、組織的に作業を進めていることについて、私が区長室に、それはこうだよ、ああだと言えないこともないですけれども、私はそれは言っておりません。

◆木下 委員 あきれて物が言えないですね。
 それから、アンケート調査についてお聞きしますけれども、アンケート調査についても、これは質問通告で、私はアンケート結果について評価を聞いていたんですよ。それに答えていないですよね。なぜ答えないんですか。

◎真野 北沢総合支所長 一般質問でもご答弁しましたけれども、アンケート調査をやったということは知っております。アンケート調査の結果についても見ております。ただ、詳しいアンケートの内容とか、そういうことについては聞いていないということでございまして、それについてのコメントは差し控えたいというふうにお答えしました。

◆木下 委員 私は、アンケートの結果について、区としてはどうお考えなのかと評価を聞いたんですよ。一般質問というのは通告制ですよ。通告したものについて、当然それは職員がそれについてちゃんと検討して答えるのは当たり前じゃないですか。それについては、あなたは読んでもいない、それから答えられない、そういうことなんですか。

◎真野 北沢総合支所長 読んでいないとは答えていないと思います。アンケートの結果につきましても見ておりますので、それについてのお答えは、特にコメントは差し控えたいということでございます。

◆木下 委員 コメントしなさいよ。だって、そういうことについて評価はしないんですか。研究もしないんですか。

◎真野 北沢総合支所長 アンケートの結果につきましては見ております。それで、中身につきまして、委員の方から数字的な問題をとらえてお話しいただきましたので、その数字についてのコメントは差し控えたいということでございます。
 アンケートの結果の中身につきましては、感想を申し上げますと、いろいろなご意見がある中で、特に生の声ということにつきまして私は大変関心を持ちました。その中で、皆さんが、やはり防災上の問題とか、道路の問題、防火貯水槽、広場、バリアフリー、緑などさまざまな点において、地域の課題をしっかりとらえていらっしゃるということでございます。我々が地域の課題として、問題として思っていることとほとんど同じだなというふうな感じがいたしました。

◆木下 委員 その中で、この前、一般質問で申し上げたような数字がきちっと出たわけですよ。それで、この数字については、実は平成十二年のころに世田谷区が委託調査で調査をやっていますよ。そのアンケートを見ても、例えばバス乗り場で、タクシー乗り場、タクシーの客待ちスペースが整備され、送り迎えの一般車を乗り入れる、すべての自動車に対応した駅前広場が必要かという問いについては、一〇%しか答えていないんですよね。それに対して、歩行者を中心とした駅前広場で、自動車は、消防車、救急車などの緊急車両や送り迎えの一般車など、タクシーが客を乗せられる程度の駅前広場というのが六九%ですよ。
 そういうふうにアンケート結果が出ていて、今回のは、それをもっと後づける形で、五四号線は要らないということが出ているわけですよ。そういった声を尊重しないで、下北沢のまちづくりをやるということはいかがなものでしょうか。

◎真野 北沢総合支所長 さまざまなご意見がございますので、そういったご意見もいろいろお聞きしながら、今後も進めていきたいと思っております。

◆木下 委員 そうしますと、先ほど他会派の質問にPIはやらないというふうにおっしゃった。ラウンドテーブルとかそういうことについては一切検討しないんですか。

◎真野 北沢総合支所長 今までいろいろやってきてございますので、その形で、スケジュールに従った形で進めさせていただきたいと思っております。

◆木下 委員 町の合意は全然とれていないんですよ。アンケート結果にも出ているように、これはまさに下北沢の意見は、むしろ五四号線は要らない、あるいは駅前広場についても、そんなに広いものは要らない、そういう答えがアンケートにも反映している。

○原田 委員長 以上で無党派市民の質疑は終わりました。