2005年10月 4日決算特別委員会質疑<区民生活>


平成17年  9月 決算特別委員会
平成十七年決算特別委員会
決算特別委員会会議録第四号
日 時  平成十七年十月四日(火曜日)
場 所  大会議室



○平山 委員長 引き続きまして、無党派市民、どうぞ。

◆木下 委員 ちょっとまちづくり交付金についてお聞きしたいんですけれども、この前もお聞きしたんですけれども、まちづくり交付金で提案事業の中に市民の自立支援事業ですか、そういったのが入っていたんですけれども、これが具体的に何だったのかというのはわかりますか。

◎溝口 砧区民部長 申請時に提案事業といたしまして自立促進支援事業というのを入れていたというふうに思います。これについては、歴史と文化など成城らしいまちづくりを推進しているNPO法人などを対象といたしましてまちづくり推進事業を見込んだものでございます。

◆木下 委員 これは具体的なプランというのはあったんですか。

◎溝口 砧区民部長 申請の時点では区が都市再生整備計画を出すわけでございますが、その中では計画概要という形で出してございますので、その段階では細かな状況ではなかったというふうに聞いております。

◆木下 委員 具体的にはプランニングはどうされたんですか。それから、市民活動推進事業と言うけれども、それはどこか具体的な市民活動があったんですか。

◎溝口 砧区民部長 先ほど申し上げましたように、当初の計画の中で、いわゆる成城らしいまちづくりを推進するNPO法人等と連携をとりながら進めていこうというふうに計画したものでございます。

◆木下 委員 それが修正のとき、なぜなくなったんですか。

◎溝口 砧区民部長 当初は特定財源確保の観点から対象事業を幅広くとらえるということで計画に含めたところでございますが、その費用対効果などを考慮いたしまして、やはり事業化は難しいというふうに判断をいたしまして、三月に計画変更を申請したものでございます。

◆木下 委員 事業化が難しいというのだったら、具体的な事業の提案があったんでしょう。それは何ですか。

◎溝口 砧区民部長 これにつきましては、先ほど述べましたように、同じような答弁になりますが、成城らしいまちづくりを推進するNPO法人との連携ということを考えていたところでございます。

◆木下 委員 いや、そんなあいまいなことでいいのであれば別に削る必要もないわけじゃないですか。それを削ったということは何か支障があったからなんでしょう。あるいは最初から幽霊で、そんなものはやるつもりもなかったか、どっちかですよ。
 これについては何回聞いても全容が全然わからないんだね。こんな形でいわゆる交付金の申請をすること自体が非常に犯罪的ですよね。こういうことをやってはいけないと思うんですけれども。これはそちらがお隠しになっているから、いずれわかるでしょうけれども、こんなめちゃくちゃなことはないですよ。
 それから、二百二十二億円について、これは提案事業の中で砧区民会館の改修が上がっているけれども、これが改築になった場合に補助金申請を求めていくんだというふうに言っているけれども、そのつもりなんですか。

◎溝口 砧区民部長 現在は改修ということで出させていただいておりますが、この間、改築に変更したということで、来年の三月を目途に改築申請を国に出させていただく予定でございます。

◆木下 委員 この交付金にはいろんな規制があるんですよね。これは改修から改築に変わったら四倍ふえるんでしょう。十億円が大体四十億円になるんですよね。そういう金額にふやしたときに提案事業は成り立つんですか。

◎溝口 砧区民部長 改築ということのハードの整備になりますと、提案事業から基幹事業になるというふうに私の方では理解しております。

◆木下 委員 提案事業では成り立たないんですね。提案事業は割合が決まっていますよね。上限二割ぐらいかな、そういうふうに決まっていると思うんですよ。そのとおりですか。

◎溝口 砧区民部長 細部についてはちょっと詳細はわからない部分ではありますが、そのくらいだったというふうに聞いております。

◆木下 委員 そうすると、これは基幹事業に組み入れるというのは大変難しいですよ。そういうことについて事前に打診はしているんですか。

◎溝口 砧区民部長 これにつきましては、この間、国の方にもいろんな形で相談はしております。

◆木下 委員 それでできると、そういう話になっているんですか。

◎溝口 砧区民部長 現時点ではまだ改修から改築に方針決定をしたところでございまして、今後、内容を詰めて、さらに協議をしていくということでございます。

◆木下 委員 非常に不明朗な形で進んでいるということについては指摘しておきます。
 それから、梅丘のまちづくり関係の問題で、OXが駅のすぐ真ん前に開店したんですね。もう九月から開店しているわけですけれども、梅丘の商店街の会長さんは美登利寿司がやっているんですけれども、この中にその美登利寿司のおすしを販売するようになったんですね。これについて周辺から不信の声が非常に上がっているんですけれども、これについてどう考えておられますか。

◎真野 北沢総合支所長 梅ケ丘駅のOXの中身の話につきましては私は一切聞いておりませんのでお答えができません。よくわかりません。

◆木下 委員 ただ、梅ケ丘の駅舎の下のあり方については、これは町会と商店街だけが相談にあずかった形で話が進んだんですよね。周辺に別にオープンにされたわけじゃない。そういった形で町会や商店街もある意味で幹部任せみたいな形にしていたところもあって、それで、推移は見守っていたと思うんだけれども、あけてみたらそういう形になって、町の小売店の方々から結構不信が出ているんですよね。こういうことについては、やはりもっとオープンな形で議論すべきだったんじゃないかと思いますけれども、いかがですか。

◎真野 北沢総合支所長 高架下のテナントにつきましては小田急さんの方で決めていることでございますので、そのお店の一軒一軒がどういうお店が入るかということにつきましては我々は一々お話を聞いておりませんので、詳しくはお答えできません。

◆木下 委員 高架下についてどうするかについては小田急さんが決めると言っているけれども、本来だったら、あの高架下についてのレイアウトをどうするかというのは、最初に区が提案していた内容は、あそこを公共広場にして、インフォメーションセンターや交番を置くというようなプランがあったんですよ。そういったことからしたら、当然そういうのはオープンに議論をしてしかるべきだったんじゃないですか、いかがですか。

◎真野 北沢総合支所長 当初の計画から整備計画をつくっていく中で地元との懇談会の中でもお話をしてございますし、説明会等もお話をしているということで我々は認識してございます。

◆木下 委員 梅ケ丘に自由通路という形で高架下に広場がありますけれども、これはまさにOXの真ん前にあるわけですね。普通考えてみると、これは小田急が整備する構内の通路というふうに思うんですけれども、それを区がやっているわけですね。それはどういう位置づけでやったんですか。

◎真野 北沢総合支所長 これもまちづくり懇談会の中で地元の皆さんと打ち合わせをする中で、南口と北口を通路で結びたいと……。

○平山 委員長 以上で無党派市民の質疑は終わりました。