2004年3月18日予算特別委員会質疑<都市整備委員会所管分>


平成16年  3月 予算特別委員会
平成十六年予算特別委員会<都市整備委員会所管分>
予算特別委員会会議録第六号
日 時  平成十六年三月十八日(木曜日)
場 所  大会議室



○石塚 委員長 引き続きまして、無党派市民、どうぞ。

◆ 木下 委員 今、祖師谷通りのお話があったんですけれども、私は歩く空間の重要性というのをやっぱり考えなきゃいけないと思うんですよね。祖師谷通りもそうですけれども、やはりある意味で自然に歩行者中心の空間ができているわけですね。それで、買い物をするにも、商店街にとっても、車さえあそこの通過がなければ、非常にいい空間になっていると思うんですよ。そこに無理してバスを通すのはいかがかなと私も思います。
 下北沢についても同じようなことが言えるわけで、下北沢という町は、やはり歩くことを主軸とした町になってきています。それにあえて広い道路を通すということは必要ないというふうに思っているんですが、ここで補助五四号線、区画街路一〇号線について、本会議でも聞いたんですけれども、この概算予算がどうなっているのか、それについてお聞きしたいと思います。いかがですか。

◎渡辺 北沢総合支所街づくり部副参事 今委員が五四号の事業費についてはどうなっているのかということでございますけれども、事業費の概算につきましては、用地費や補償費を積み上げて算出するということになっております。そのために、道路面積ですとか、あるいは補償する建物の構造、そういったものを調査した結果、積み上げていくということになります。現段階におきましては、こういった資料がない状況にございまして、算出するに当たりましては不確定要素が多いということから、事業費の概算につきましては明らかに示せる状況に至っておりません。
 なお、優先的に整備をする下北沢の駅の付近でございますけれども、こちらの方の五四号線と区画街路一〇号線でございますが、いわゆる駅前広場でございます。これにつきましては、昨年、既に現況測量調査等を完了してございます。引き続きまして、昨年の十一月ですけれども、用地測量の説明会ということで実施をしまして、現在、事業認可に向けまして、用地測量の調査の実施の準備ということで行っているところでございます。したがいまして、こういった調査の中で、今後、道路買収面積ですとか補償費関係などを整えまして、事業費を明らかにしていきたいというふうに考えています。

◆ 木下 委員 きのう、それについては答えると言っていたんだよね、全く答えていないじゃないか。大体それでは時間をつぶすだけだよ、そういうことはやめてほしい。それから、都市整備委員会で再開発事業費に一千五百億円つくという話を聞いたというふうに畠山委員が言っていました。その後、畠山委員に会ったので、ほかで聞いたら、いや、それはわかっているでしょうというようなことをおっしゃっていたんですよ。この千五百億円というのはどこかから聞いていますか。

◎渡辺 北沢総合支所街づくり部副参事 今委員が言われましたのは、一千五百億円についてはわかっているでしょうというお話でございますけれども、具体的な再開発等の動きもございませんし、お尋ねの千五百億円については、趣旨ははかりかねる状況でございます。

 事業費が明らかになっておりますのは、今回、連立事業の調査の中で、東京都が千四百億円ということを示しているということでございます。

◆ 木下 委員 いずれにせよ、不まじめな対応だと思いますよ。この件はいいでしょう、おいおいわかるでしょうからね。
 それで、一連の不正事件、とりわけパソコンの不正購入については、北沢は十一台も購入しているんだよね。この中で文房具店Cというのが出てくるんですよ、十二年三月から十五年三月まで。これは四万六千四百九十八円の実購入費を含むとして、それで、要するに水増しして文房具を買っている形になっているんですね。これはどこの文房具屋さんですか、答えてくださいよ。

◎桐山 北沢総合支所土木課長 文具店の名前については、今手元資料がないので、ここではお答えすることはできません。

◆ 木下 委員 そんなものは十分わかっているんじゃないですか、それでも明かさないでしょうけれども。ただ、今回の報告については、文房具店の名前であるとか、剪定業者の名前を一切明かしていない、これはやっぱり明かすべきですよ。不正があったことは事実だ、水増しして請求しているじゃないですか。じゃ、この文房具は何を買ったんですか。

◎桐山 北沢総合支所土木課長 差額については適正な文具を買ったというふうに判断をしております。ただ、内容については、今お答えする分はわかりません。

◆ 木下 委員 今のは聞こえなかったから、もう一度。

◎桐山 北沢総合支所土木課長 差額があれば、それにつきましては適正な文具を買っているというふうに判断しております。ただ、内容につきましては、細かいことは今申し上げることはできません。

◆ 木下 委員 あれだけの事件を起こしておいて、一つ一つの事案について言えないということ自体がおかしいよ。名前まで言うのはいろいろあるだろうけれども、少なくとも何を買ったかぐらいは、ここで言えないということは非常におかしいですね。それから、剪定業者がある意味で水増しして請求していますよ。これは何ですか、造園業者がやったというのはどこの剪定をやったんですか。

◎桐山 北沢総合支所土木課長 これにつきましても、申しわけございませんが、お名前については今ここでは申し上げることはできません。

◆ 木下 委員 名前なんて聞いていないよ、どこの事案だと聞いているんだよ。どこについてやったのかって聞いているんだよ。どこの剪定だよ。

◎桐山 北沢総合支所土木課長 保存樹木の剪定というふうに聞いております。

◆ 木下 委員 いや、非常に不まじめですよね。そういう方々が街づくり課の仕事をやっているんだよ、困ったものだよね。
 それでは、例えば砧の測量の問題も聞いておきましょうか。助成金八件、六十三万四千円、奨励金一件、三十万七千円の未払い。これは十五年七月一日に交付決定をしたというけれども、これはいつ生じた事案ですか。

◎窪松 砧総合支所街づくり課長 今回の一連の事故の中でできたことでございます。

◆ 木下 委員 少なくともこの人たちには遅延損金を払っていないよね、どうしてですか。

◎窪松 砧総合支所街づくり課長 助成金につきましては補助金的な要素がございまして、遅延利息はつかないものと認識しております。

◆ 木下 委員 だけれども、監査報告を読んでも、これについて指摘がされている。これについては、今、年月も答えられなかったけれども、やっぱりそのくらいは答えられるようにしておかなきゃいけないと思います。
 それから、玉川については、おととい都市整備委員会で、百三十六万五千円の総額の工事があって、三回に分けて支払う約束をしたにもかかわらず、既払い分が四十九万二千四百八十円、これは虚偽報告ですよね。この虚偽報告について、今後どういうふうにされるのか、言ってください。

◎安藤 玉川総合支所土木課長 あってはならないことを外部から知ることになり、大変に申しわけなく、おわび申し上げます。工事の発注が口約束であること、代金の支払いが一部、四年間遅延しているということを大変重く感じております。ただいま服務監察が進められておりますので、詳細はその結果を待っていただきたいと存じます。

◆ 木下 委員 おととい報告があったやつが、これが間違っているんだよ。それについてどうするか聞いている……。

○石塚 委員長 以上で無党派市民の質疑は終わりました。



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