2003年3月12日予算特別委員会質疑<総括質疑>


平成15年  3月 予算特別委員会
平成十五年予算特別委員会
予算特別委員会会議録第二号
日 時  平成十五年三月十二日(水曜日)
場 所  大会議室


○宍戸 委員長 引き続きまして、無党派市民、どうぞ。

◆ 木下 委員 バンバリー市の姉妹都市提携十周年の記念訪問議員団の先ほどの下条委員の質問の、ある意味で続きをぜひやってみたいと思うんですけれども、十一月二日から十一月十一日まで区議団は行っていたわけですが、おくれて議長が行き、そしてまた区民も一緒に行っているわけですね。区民の方はどういう日程だったのか、ちょっと教えていただけますか。いつ帰ってきたのか。

◎久留島 生活文化部長 区民訪問団ですけれども、これは十一月五日の朝、成田を出て、その日の夜中に着いた。六日から九日までバンバリーということです。それから、訪問団で、みんな個人で行っておりますので、その後ほかへ回って、十一日に、パースを立って帰国した、そういった日程でございます。

◆ 木下 委員 特にバーズウッド・インターナショナル・リゾート・カジノに泊まったわけではないんですね。

◎久留島 生活文化部長 十一月五日は、今お話しのバーズウッドホテルと、ここにはそれしか書いてありませんが、そこに宿泊しているようであります。これは夜中のPM十一時五十分にパースに着いて、それからそこへ宿泊して、翌日の午前にもう既に立っていますから、市内に泊まらないといけませんものですから、そこへ泊まった、そういうことです。

◆ 木下 委員 バーズウッド・インターナショナル・リゾート・カジノというホテルですけれども、ここでない施設ももちろんあったんですよね。その辺はいかがですか。

◎久留島 生活文化部長 区民訪問団の……。

◆ 木下 委員 いや、区民ではなくて、議員団のです。

◎関 区議会事務局長 パースは私は知っていませんのでわかりませんけれども、これはホテルはあると思います。ただ、ここになったという理由は、お聞きしたところでは、議員団は最初に市内の別のホテルに泊まりまして、あと旅行社の方で、今度はそこと違うところにということと、それから、ここは先ほど部長からも説明があったように、空港にアクセスとして最も便利なホテルというふうに聞いてございます。そういうことで選んだというふうに聞いています。

◆ 木下 委員 少なくとも代替のホテルはあったはずですよ。最初はシェラトンに泊まっているわけですよね。ですから、そういうこともできたわけで、李下に冠を正さずということもありますよね。少なくともカジノとゴルフのリゾートになっているホテルに最後の日に泊まる、日程を見ると、これはどうぞそこで遊んでくださいという、そういう旅行日程になっていますよ。ですから、当然それは自由時間だとおっしゃるかもしれないけれども、しかし、資料整理と書かざるを得ないというのは、単なる自由時間でないということを意識されていると思うんです。その辺はいかがですか。

◎関 区議会事務局長 これは先ほどのご質問の方にもお答えしましたけれども、議会から、こちらからこのホテルに泊まれということは一切言ってもございません。ですから、逆に申し上げれば、それなりの料金を取られるんです。ですから、旅行社の方はいろんな要素の中でご自分たちのノウハウを生かしながら提案してくるわけですから、たまたまそこの旅行社が一番効率的で安かった、そこにそのプランとして入っていたということですので、ご理解いただきたいと思います。

◆ 木下 委員 事務局長は、今までの旅行で代表で向こうに行かれたときに、いろんな日程等についてはきちっと把握していないですね。

◎関 区議会事務局長 個々の中身については細かくは把握してございません。

◆ 木下 委員 とにかく、今、海外旅行というのは区民からも非常に批判の的になっているわけです。しかも、この旅行に関しては、さんざん私どもにも誘いがあったけれども断り、そして、これはとにかく日程は最小限で行ってくるべきだ、交流だったら交流で、それで帰ってくるべきだという議論もした後で行っているわけです。そうすると、どんな内容でどういうところに泊まるかということについて、つまり、旅行の内容については精査しなければいけないと思うんです。まさに李下に冠を正さずというようなことは必要だというふうに思うんですよ。この辺についてはまた後で議論したいと思います。

 ところで、せっかく事務局長が出ていますので、去年、石井紘基氏が刺殺されてしまったわけですけれども、刺殺犯が議会に日の丸掲揚の請願を持ってきたり、いろいろ各会派にある種の圧力をかけたり、暴力をちらつかせるような形で圧力をかけたりということがあったと思うんです。その伊藤白水容疑者から書籍を購入されましたか。

◎関 区議会事務局長 これは議運の中でもお答えしましたけれども、私は購入いたしました。

◆ 木下 委員 各部屋からもちょっと、いろいろそういう押し売りみたいなことがあって、また危惧もあったわけですよね。そういった中で、執務中で、ポケットマネーだとしても、それは買うのはまずいというふうに思いませんか。

◎関 区議会事務局長 執務中にもいろんな方がお見えになります。いろいろお話を聞く、それから例えば本も、別に要求されたわけではなくて、定価で買っているわけですし、勤務中だと、厳密に言えばそれは少し配慮が足りなかったかなという感じは持っています。

◆ 木下 委員 総務部長にお聞きしますけれども、総務部長も購入されましたか。

◎永山 総務部長 私も購入しております。

◆ 木下 委員 総務部長がお買いになり、それから事務局長もお買いになるというような形で、現にそういう形で推移したわけですよ。これは総務部長にお聞きしますけれども、そういう、ある意味で暴力をかさに着たというか、そういう形で活動されている方からそういうものを買ったということについて、どういうふうに思っていますか。

◎永山 総務部長 私が買ったのは、総務部長になってからではなくて、その前に購入しておりまして、いろんな話をする中でそういう流れになったということでございます。

◆ 木下 委員 では、そのほかに役所の中でお買いになった方というのはいらっしゃいますか。その辺は調べられましたか。

◎永山 総務部長 一切承知しておりません。

◆ 木下 委員 今の質問も、それからバースの件も、いずれにせよ、例えばフリータイムであるとか、それから、ある意味でポケットマネーであると、そういったことで、それはいいでしょうという話になるわけですよ。しかし、先ほど大庭委員も言っていたけれども、区民感情、あるいは一市民としてこの質疑を聞いた方は非常に疑問に思うと思うんですよね。  だから、まさにそういったことが甘過ぎる。まさに李下に冠を正さずということをしないと――昔から言われている故事ですよね――まさにそういうことをするべきだというふうに思います。

 区長、どう思いますか。

◎大場 区長 昔から大体こういうものは何となく買っておけばいいという話があったわけですからね。(笑声)だけど、その点はこういう時代ですから、もうこれからはそういうことはないようにしていかないとというふうに思っております。

◆ 木下 委員 ぜひそうすべきだというふうに思いますね。

 終わります。

○宍戸 委員長 以上で無党派市民の質疑は終わりました。

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