平成13年第1回定例会(自31日 至329 日)

世田谷区議会会議録

2001年3月9日 清掃・リサイクル条例改正への反対討論


○山内彰 議長 これより意見に入ります。
 なお、意見についての発言時間は、議事の都合により十分以内といたします。
 発言通告に基づき発言を許します。
 五番木下泰之議員。
   〔五番木下泰之議員登壇〕


◆五番(木下泰之 議員) 議案第五十六号に反対の立場から討論を行います。

 今、委員長報告があったわけですけれども、私の反対の理由は、共産党が説明したような理由からではございません。私は、今回の家電リサイクル法については、前に私が世田谷区清掃・リサイクル条例の条例案が出てきたときに反対をしました。このときは、家電も含めて製造物責任をきちっと認めて、製造者がすべてそれを引き取る、そういう体制に今後のリサイクル行政というか、リサイクルのシステムがそういうふうに変わるべきだというふうに申し上げてまいりました。したがって、行政が収集、運搬することも将来的にはなくなる、そういうことを目指した形での条例づくりが必要だし、しかも東京都から移管されてくる際に、そういう注文をつけて世田谷区は抵抗すべきである、そういうことを申し上げました。その延長線上に立って、私は今回の世田谷区清掃・リサイクル条例の一部を改正する条例、一部を改正するわけですから、ほかのやつは認めなければいけないわけですから、その点で私は反対を表明しているわけであります。

 しかし、時代の流れは、家電リサイクル法に象徴されるように、まさに私が言った方向になっている。それは、そうせざるを得ないわけです。それで、皆さんもドイツに視察に行かれた方々が本会議でも、ヨーロッパと日本のやり方を比較して、つくったところが処理をしていく。そのことが当然だということもおっしゃったし、将来はそうあるべきだというふうにおっしゃっているわけですけれども、それをもっと引っ張っていくような形で世田谷区の行政はやらなければいけないだろう、そういうふうに私は思っている次第であります。そういう趣旨から反対ですので、ちょっと趣旨を説明するという点でこの場所に立ちました。
 以上でございます。


○山内彰 議長 以上で木下泰之議員の意見は終わりました。
 これで意見を終わります。