第21号 04/01/04刊行予定 |
■ MoM調査隊 〜 Lv補正の秘密再び |
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旧SA頁でも何度か取り上げたが、このゲームにはLvによる補正が多数存在する。
旧頁で明かされていなかった事実を含めて、Lv補正について具体的に解説したいと思う。
具体的には2つ。一つはクリティカルに関して。もう一つは低防御力に関してである。 今回協力してくださったのは、毎度お馴染み翔鳳さんである。SAの続編とも言えるXGでも幾度となく当頁に協力、各種族間の優越を明らかできたのは他でもないこの方のおかげである。今回も体でこの頁に奉仕してくださった。 さて、旧頁をお読みでない多くのSA新人デュエリストの方々に簡単にLv補正の概要を述べると、 ・Lv補正は攻撃力には適用されず、防御力にだけ適用される。 ・Lvに見合わない防御力はつぎ込むだけ無駄になる。 ・Lvが上がれば無駄はへる。 かえってわかりづらいだろうか?では具体的にLv20前後のキャラで説明しよう。 Lv20前後のキャラの防御力と実際に防げる攻撃力 防御力20 → 防げる攻撃力17 (防御力1にたいして実効値0.85〜実際に有効な値は85%) 防御力37 → 防げる攻撃力21 (同じく実効値0.57) 防御力100→ 防げる攻撃力50 (同じく実効値0.50) データは過去のもので、現在は多少数値が違うかもしれないが、Lvに見合わない防御力はつぎ込めばつぎ込むだけ補正を受けて無駄が多くなってしまう。(Lv20前後のフィールドモンスターには有効な防御力50でも十分無敵であるが。) 納得のいかないこの補正だが、ゲームをつまらないものにしないための配慮である。 このゲームのダメージシステムでは、防御力以下の攻撃をノーダメージ(か1)にできるので、高い防御力を持ったキャラはフィールド上では無敵になってしまう。 したがって、もし防御力の補正がなければ、防御力にさえつぎ込めば、どこでもノーリスクで歩けてしまう。防御力の補正は必要悪といえるわけだ。 なお、Lv100のキャラも100つぎ込んで50しか防げないかというと、さにあらず。 Lvが上がれば、ちゃんと補正も変化して、同じ防御力でも実効値が上がり、防げる攻撃力が高くなる。従って、防御力はLvUPとともにすこしづつつぎ込んでいくのが無駄の少ないあげ方になる。 では、今回の調査で明らかになった新事実をお伝えしよう。 今回協力してくださった翔鳳さんLv40(攻撃力11・防御力7)と同じ属性・同じ攻防ステータスを持つLv1キャラで戦闘して、その実効値を調べた。 攻撃に関して 攻撃力はLv補正をほとんど受けないことが判明。Lv40翔鳳とLv1翔鳳は同じ敵に対し同じダメージを与えた。ウィーバーLv1に対して両者ともダメージは10前後。 しかし、クリティカル発生時に大きな差がでた。Lv40翔鳳はウィーバーLv1にたいし155!ものダメージを与えた。わずか11の攻撃力で、である。Lv1翔鳳では到底出し得ない数値である。 防御に関して 防御力につぎ込むほど無駄という事実にばかり目がいって、逆につぎ込まなければどうなるのかという問題が明らかにされていなかった。 防御力7のLv40翔鳳は実際にはどの程度の攻撃力を防げるのか? なお、翔鳳さんの丈夫さは0である。旧頁でも解説したが、ほとんど防御力攻撃力に振っていない場合、ある程度+の補正がつく。丈夫さ0で鎧も着ていない翔鳳さんは7の防御力をおまけしてもらえるわけだ。 さて、Lv1翔鳳で武器を持ち替えて攻撃する。攻撃力7・・Miss。当然防げる。 攻撃力10,15・・・ノーダメージ。なに!?実際の数値を大きく超えている。 武器の持ち替えだけでは計測できず、新たに攻撃力20のキャラクターを作成することになった。 攻撃力24・・・ようやくダメージを与えることができた。 計測の結果、Lv40翔鳳は防御力7で22の攻撃力を防ぐことができた。 なんと数値の3倍以上の防御力を持っていた。 そこで鎧を着せて倍の防御力14にしたところ、防いだ攻撃力は26。2倍以下になった。 やはり防御力が上がるほど実効値は低下するようだ。 防御力はLv補正を受けるが、減少するだけでなく、ある数値以下では逆に増える。 逆転する数値も調べればよかったが、新事実を得たことで「成果あり」として、この調査を終了した。 以上の通り、防御力はつぎ込むほど無駄が大きくなることが更に明らかになった。 では防御力はステータスの中で価値が低いのか?というとむしろ逆である。 価値を知ってつぎ込むキャラには補正を加えて減らさなければならないほど、価値を知らずつぎ込まないキャラには無理やり持たせるほど、防御力は重要なステータスといえよう。 それではまた。 |