Mercenary of Moon

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  Not Weekly Mercenary of Moon





   第21号  04/01/04刊行予定


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小記事

・主流ペットの歴史再び
タイプ別解説
・MoM調査隊〜Lv補正の秘密再び



メやカタルカスの厚い装甲をぶち破ることは困難であった。また虎は旧SAにおいても人気であったが、この頃の虎はまだ防御ペットの攻略は困難であった。ブラキトスも人気であったが、イシガメに比べると少数であった。


・攻撃型ペット時代の到来

やがてギール島を歩けるプレイヤーが増え、モナシープなどの風系の強力ペットや、ヤンギ系やオガロス等の高い攻撃力を持つペットが闘技場に登場。また背水の陣の有効性が明らかになる。
ご近所ペットでは打ち破れなかった鈍足防御ペットの厚い壁を攻撃型ペットは背水の陣で易々と打ち破ることができた。こうなると、回避率の低い鈍足型は、もはや攻撃型ペットの的でしかなかった。攻撃型ペットと背水の陣の登場で、鈍足型はプレイヤー・ペット共々徐々に闘技場の隅に追いやられていくことになる。


・鳥の活躍〜俊敏キャラの台頭

背水の陣によって、低火力ペットもある程度まで攻撃力を発揮できることが明らかになり、攻撃型ペットの台頭もあって、スピードのあるペットが活躍の場を得た。
低火力の俊敏型ペットは、鈍足防御ペット全盛期には、その能力をフルに発揮できなかったが、いまや攻撃型ペットの全盛時代。攻撃型ペットの装甲は俊敏ペットの低い攻撃力でも十分打ち破ることができ、又、高い回避率で攻撃型ペットの攻撃を封じることができた。俊敏ペットの中でも鳥は人気となった。


・水系ペット浸透せず〜石器時代の終焉

鈍足防御ペットの多くが地系であったこともあり、水系ペットは鈍足ペット全盛期には活躍できなかった。攻撃型ペット時代になり火・風系が闘技場を占めても、スピード・パワーに欠けるものが多い水系ペットは、アンチ火系ペットとしては活躍できても闘技場の主役とはなり得なかった。
転生が実装され、ギーナ、ブリンテスなどに可能性を見いだすプレイヤーもいたが、やがて石器時代は終焉を迎える。



主流ペットのタイプ別解説


・俊敏特化型

鳥など高い俊敏を武器にするタイプ。先手が取れるのが強み。低い攻撃力を各種ペット技で補い、受けの弱さを高い回避率でカバーする。技5ペットが多い。

火力の低さと耐久力のなさがネックとなる。受けにまわると長所が活かされない。
防御力の低い攻撃型に対しては、先手をとって早いターンに背水の陣で葬り去ることが可能。一方で防御型ペットを葬るにはかなり時間がかかる。したがって防御型ペットに対しては、各種ステータス異常攻撃(石化や眠り等)で動きを止めて、ブリーダー本体を狙うことが多くなる。


・俊敏攻撃型

虎など攻撃力とスピードを兼ね備えたタイプ。攻撃力があるかわりに受けが弱い。鳥よりも相手を倒しやすいが、鳥ほどの回避率はないため倒されやすい。従って、押しまくる展開がベスト。技5ペットが多い。

俊敏特化ペットには、先手をとられた上にかわされると痛いが、そこそこあたるし、当たってしまえばダメージが大きいので、その試合の調子次第といったところ。
攻撃特化ペットに対しては、先手を取れる上に大きなダメージを与えられるので決して不利ではない。防御型ペットに対しても、背水で十分な打撃を与えられる。
以上のように、どのタイプとも渡り合える力を持っている。あとはプレイヤーが受けの弱さをカバーできる試合運びをするだけだ。


・攻撃特化型

ずばりヤンギロス系。俊敏・防御力ともに平凡ながら、異常な攻撃力をもっている。打撃が当たってしまえばこっちのもの、といったところ。技4ペットである。

俊敏特化ペットに対しては、先手をとられた上に攻撃がかわされることも多い。最後までとらえきれずに負ける展開もあり得る。しかし、当たれば勝ちではある。
鈍足の防御型ペットに対しては俄然有利である。当たれば勝ちの一撃をよけることなく喰らってくれる。
技数が少ないので戦法が限られる。受けが強いわけではないのでさっさと攻撃を当てて試合を終わらせよう。



各タイプの攻略の糸口


・対俊敏特化型

 弱点は低い攻撃力と耐久力。高い防御力・耐久力をもったペットならばすぐに倒される心配は少ない。攻撃さえ当たれば楽に倒せるので、回避不能のコンボが武器となる。


・対俊敏攻撃型

 受けが弱いので、十分倒せる。高い攻撃力は驚異だが、一撃で倒されるほどではない。
これといった攻略法はないが、攻撃はそこそこ当たるので、回復をしっかり行って競り勝とう。攻撃を受け切れれば十分勝機はある。


・対攻撃特化型

 決して受けは強くないのだが、攻撃特化型の攻撃は2回喰らえば終わりの場合が多いので、真っ向勝負を挑むと倒す前に倒される場合が多い。
属性で優って被ダメージを抑えるのが一番。属性で優れば互角の打撃戦を展開することも可能だ。
属性で優ることができない場合は、技数の少なさを突く手もある。前号でペット技を解説したが、打撃戦の基本とも言える技だけでも5つある。しかし技数は4つしかない。圧倒的なパワーの陰に隠れて目立たないものの、基本的な打撃戦にすら技数が足りない。何かしら対処できない戦法が存在する。
通常攻撃がない場合は、忠犬をコンボで破られる心配がない。防御がない場合は、ガードされることがないので叩けばとどめを刺せる。ガードブレイクがない場合はガードでしのげる。忠犬がなければ本体を集中攻撃。連続攻撃がなければ、防御呪術が有効だ。
決して楽には勝たせてもらえないが、攻略の糸口はある。


鈍足ペットでは勝てないのか?

 素早さがないとダメのようにいわれているが、鈍足は不利ではあっても、勝てないという意味ではない。ここまで読んでいただいた方はおわかりのとおり、俊敏特化型には不利ではないし、攻撃型にも多少勝ち目がある。

鈍足ペットは足の遅い分、高い攻撃力や防御力耐久力をもっている。
命中率の低さを低速コンボなどでカバーして、その高い攻防を活かそう。



 

 

   
 ■ MoM調査隊 〜 Lv補正の秘密再び
 
 
 

 旧SA頁でも何度か取り上げたが、このゲームにはLvによる補正が多数存在する。 旧頁で明かされていなかった事実を含めて、Lv補正について具体的に解説したいと思う。

具体的には2つ。一つはクリティカルに関して。もう一つは低防御力に関してである。

今回協力してくださったのは、毎度お馴染み翔鳳さんである。SAの続編とも言えるXGでも幾度となく当頁に協力、各種族間の優越を明らかできたのは他でもないこの方のおかげである。今回も体でこの頁に奉仕してくださった。


さて、旧頁をお読みでない多くのSA新人デュエリストの方々に簡単にLv補正の概要を述べると、

 ・Lv補正は攻撃力には適用されず、防御力にだけ適用される。
 ・Lvに見合わない防御力はつぎ込むだけ無駄になる。
 ・Lvが上がれば無駄はへる。


かえってわかりづらいだろうか?では具体的にLv20前後のキャラで説明しよう。

 Lv20前後のキャラの防御力実際に防げる攻撃力

 防御力20 → 防げる攻撃力17
 
(防御力1にたいして実効値0.85〜実際に有効な値は85%)

 防御力37 → 防げる攻撃力21 (同じく実効値0.57)
 防御力100→ 防げる攻撃力50 (同じく実効値0.50)

データは過去のもので、現在は多少数値が違うかもしれないが、Lvに見合わない防御力はつぎ込めばつぎ込むだけ補正を受けて無駄が多くなってしまう。(Lv20前後のフィールドモンスターには有効な防御力50でも十分無敵であるが。)

納得のいかないこの補正だが、ゲームをつまらないものにしないための配慮である。

このゲームのダメージシステムでは、防御力以下の攻撃をノーダメージ(か1)にできるので、高い防御力を持ったキャラはフィールド上では無敵になってしまう。
したがって、もし防御力の補正がなければ、防御力にさえつぎ込めば、どこでもノーリスクで歩けてしまう。防御力の補正は必要悪といえるわけだ。

なお、Lv100のキャラも100つぎ込んで50しか防げないかというと、さにあらず。
Lvが上がれば、ちゃんと補正も変化して、同じ防御力でも実効値が上がり、防げる攻撃力が高くなる。従って、防御力はLvUPとともにすこしづつつぎ込んでいくのが無駄の少ないあげ方になる。


では、今回の調査で明らかになった新事実をお伝えしよう。

今回協力してくださった翔鳳さんLv40(攻撃力11・防御力7)と同じ属性・同じ攻防ステータスを持つLv1キャラで戦闘して、その実効値を調べた。


攻撃に関して

攻撃力はLv補正をほとんど受けないことが判明。Lv40翔鳳とLv1翔鳳は同じ敵に対し同じダメージを与えた。ウィーバーLv1に対して両者ともダメージは10前後。

しかし、クリティカル発生時に大きな差がでた。Lv40翔鳳はウィーバーLv1にたいし155!ものダメージを与えた。わずか11の攻撃力で、である。Lv1翔鳳では到底出し得ない数値である。

 クリティカル発生時の攻撃力はプラスのLv補正をうける。


防御に関して

防御力につぎ込むほど無駄という事実にばかり目がいって、逆につぎ込まなければどうなるのかという問題が明らかにされていなかった。
防御力7のLv40翔鳳は実際にはどの程度の攻撃力を防げるのか?

なお、翔鳳さんの丈夫さは0である。旧頁でも解説したが、ほとんど防御力攻撃力に振っていない場合、ある程度+の補正がつく。丈夫さ0で鎧も着ていない翔鳳さんは7の防御力をおまけしてもらえるわけだ。

さて、Lv1翔鳳で武器を持ち替えて攻撃する。攻撃力7・・Miss。当然防げる。
攻撃力10,15・・・ノーダメージ。なに!?実際の数値を大きく超えている。
武器の持ち替えだけでは計測できず、新たに攻撃力20のキャラクターを作成することになった。
攻撃力24・・・ようやくダメージを与えることができた。

計測の結果、Lv40翔鳳は防御力7で22の攻撃力を防ぐことができた。
なんと数値の3倍以上の防御力を持っていた。

そこで鎧を着せて倍の防御力14にしたところ、防いだ攻撃力は26。2倍以下になった。 やはり防御力が上がるほど実効値は低下するようだ。

防御力はLv補正を受けるが、減少するだけでなく、ある数値以下では逆に増える。

逆転する数値も調べればよかったが、新事実を得たことで「成果あり」として、この調査を終了した。


 以上の通り、防御力はつぎ込むほど無駄が大きくなることが更に明らかになった。
 では防御力はステータスの中で価値が低いのか?というとむしろ逆である。
 価値を知ってつぎ込むキャラには補正を加えて減らさなければならないほど、価値を知らずつぎ込まないキャラには無理やり持たせるほど、防御力は重要なステータスといえよう。

 それではまた。

 

 




次回  MoM調査隊特集

 新SA噂の真偽
 アクセサリー教室リターン
 最高成長率7時代の到来?

 などなど予定
 乞うご期待!


今回の調査協力:翔鳳さん


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