今回のインド紀行はハンバーガーの様な旅であった。 最初にエローラ、アジャンタの紀元前後の石窟寺院を訪れ、そのあとの中間に、サイバー都市として21世紀にはばたとうとしているハイデラバード、バンガロールを訪れ、最後に又、マハーバリプラム、カンチープラムの中世の石造寺院を訪れた。 古代と中世で21世紀のインドを挟んだハンバーガーの様な旅は、なかなか味わい深いものであった。 更に行き帰りにシンガポールを訪れて、インドとの比較ができて、インドと言う国を立体的に感じる事ができた気がする。
旅は日常の中に埋没してしまっている自分に、タイムカプセルの役割で新鮮な感覚を与えてくれる。 旅先が日常とかけ離れているほど、旅のタイムカプセルが味合わせてくれる感激は大きなものと言える。 そこに更に昔の記憶の様なものが残っていると、なお更旅が充実したものに思えてくる。 そんな事を考えながら、10年後になるか、20年後になるか、又いつかインドを訪れてみようと新たな誓いを立てた。
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