コモンズ・パソボラセミナー

第１回目は、パソコンを利用している障害者の体験談とビデオ上映の後、障害者が利用しやすいように改造された入力装置や、音声ソフトなどを体験しました。ちょっとした工夫で、ジョイスティックやトラックボールがマウスの替わりに使えたり、ホームページリーダーでのWebページの読み上げなど、家ではなかなか体験できないことなので、いろいろと参考になりました。
パソコン利用に関しては、実際に触ってみないと分からない問題もあり、地域に密着した活動の大切さも実感できました。

第２回目は、ひたちなか市の「ひたちなかテクノセンター」で行われました。ここの研修室にはLANに接続されたパソコンが並んでおり、インターネットにも接続できます。この環境を利用して、実際にパソコンの操作やWebの閲覧をしました。
トラックボールや光方式キーボードを実際に触ってみたり、音声入力ソフトやホームページリーダーなどのソフトも体験しました。自分で操作できるか、友人に紹介できるか、実際に教えられるか、いろいろな立場から評価していました。
また、参加した人の生の声を聞けたことも大きな収穫でした。困っていること、要望、やりたいことなど、人の話を聞いて、自分の気持ちを話す。当事者の話を聞かないと分からないこともあります。このような「場」が必要なのだと実感しました。
わたしにとっては、ここでいろいろな人と出会えたことが一番嬉しかったです。また次回楽しみにします。

第３回目は、パソボラサポート群馬の方を講師としてお呼びして、実際に活動されている方の話を聞きました。その上で自分たちが出来ることは何か、参加者それぞれの意見を聞きました。
私も含め、何かしたいが何をすればいいか分からない、という人が多かったと思います。しかし、実際に活動している団体の話を聞いて、形が見えてきた感じがします。まずは動くこと。そして楽しむこと。これからの茨城での動きが楽しみです。

3回のセミナーを通して、同じ思いの仲間がたくさんいることを実感しました。身近にもいるし、遠く離れた地域にもいます。そんな仲間と知り合えて、これから活動していけることが嬉しいし、楽しみです。茨城県では実際の活動に向けて話し合いが始まっています。興味がある方はNOPセンター・コモンズに問い合わせてください。

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