title1退職金


退職金は会社を退職した時にもらえるお金です。何年も会社に貢献してきたお礼として会社から社員に支払われる、と思っていました。その退職金制度をやめた会社があるそうです。
退職金はかなり大きな金額です。このお金を会社はどのようにして作っているのでしょう。社員が退職するたびに会社のポケットマネーから出していたら会社はつぶれちゃいますね。
退職金は毎月積み立てています。社員一人一人毎に金額を算出し、退職金用の口座に積み立てるわけです。退職する時は積み立てていたこのお金を退職金として支払うわけです。つまり社員は定期積立預金をしていることになります。しかも知らないうちに会社が勝手に。
この積立金を会社が資金運用に使うかどうかは分かりませんが、会社にとっては何らかのメリットがあるんでしょうね。しかし、この積立金を管理するコストも馬鹿にならないようです。
また、退職金は退職後の年金として使われることが多いのですが、最近は民間保険会社の年金保険が充実してきたので退職金の必要性が薄れてもきました。
この様なことから、ある会社は退職金制度をやめて退職金のための積立金を社員の毎月の給料に還元することにしたそうです。
社員は増えた給料を自由に使えるようになりました。老後のために貯蓄するもよし、今現在欲しいものを買ってもよし、個々人の価値観で使えるようになったのです。

 退職金は、退職後の社員の生活を保証するために会社が社員に無断で勝手に積み立てをしていた、と考えてはいけないでしょうか。退職金に限らず、会社が社員の面倒を見ているものは多いですよね。団体保険、社宅、福利施設、、、。これらを管理するためのコストはすべて利用者が払っているのでしょうか。料金を安くするために何割かは会社が負担しているんじゃないでしょうか。ということは利用するしないに関わらず社員全員が少しずつ負担しているということですよね。
それなら利用しなくちゃ損、と思うのですが、ここに重大な問題が。選択の自由がない。自分が利用したいものがなければ利用したくても利用できない。利用したくないのにすでに利用していてやめられない。
個人の価値観が多様化している現在、すべての人の要望をかなえることは不可能です。それならこのような制度はやめて、浮いたコストを社員に還元した方が会社にとっても社員にとってもいいと思うんです。会社はコストが削減できるし、社員は自由に使えるお金が増える。

 こんなことを考える私は変ですか?

   


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