title1日本人が世界新記録!


11月2日、日本人女子がマラソンで世界新記録を出しました!
この記事が新聞に載ったのを知っている人はどのくらいいるでしょう。スポーツ面トップでもおかしくないこの記事が載ったのは社会面の片隅でした。
これは大分県で行われた国際車椅子マラソン大会での話しです。大分国際車椅子マラソン大会は今回で17回を迎え車椅子マラソンでは世界的に有名な大会です。この大会で兵庫県の選手が1時間39分40秒という世界新記録で女子の1位になりました。ちなみに男子はスイスの選手が1時間24分49秒で優勝しています。
もちろんフルマラソンでの記録です。車椅子だと1時間半で42.195kmを走ってしまうんですね。私は1日かかっても走れません(^^;

日本人が世界新記録を出したにもかかわらず、新聞では社会面の片隅に小さく取り上げられただけでした。TVニュースではまったく見受けられませんでした。いまだに障害者スポーツはリハビリの一環としか受け入れられていないようです。とても残念なことです。
スポーツをしている人は障害者も健常者も同じです。スポーツを楽しみ、記録更新のために努力し、大会に出て自分の実力を発揮します。世界記録を出すにはきつい練習はもちろん、強い精神力も必要でしょう。リハビリのためにスポーツをしているわけではありません。
車椅子バスケットや車椅子テニス、陸上競技、水泳、アーチェリー、スキーにスケート、なんでもいいから1度試合を見てください。みんな真剣に、そして楽しくスポーツしてます。見ているこちらも興奮します。

来年は長野オリンピックです。そして、パラリンピックも開催されます。チェアスキー(椅子に乗った状態のスキー)の大回転は迫力満点で、一般の大回転にも負けず劣らずです。クロスカントリーやアイスホッケーもあります。
パラリンピックの選手はオリンピック選手と同じユニフォームを着られないという話題もありました。オリンピック選手は日本代表の特別な選手で、パラリンピック選手は違うというのがその理由です。世界の舞台に立つ力があるにもかかわらずそれを認めてもらえなかったのです。各方面からの反感を浴び結局ユニフォームの着用は許可されましたが、これが運営側の考えかと思うと怒りを越えて呆れるばかりです。

個人の能力を認めること、スポーツでは当たり前のはずですよね。当たり前を当たり前にする社会が早く来て欲しいと思います。


Back

Home地球BassfishingMy Private
  INDEX   地球   Bassfishing  My Private