title1千波湖でこんなこと


目次
番号が小さいほど(上にあるほど)新しい記事です。
  1. これで水質浄化?
  2. 野鳥保護区域設置
  3. 千波湖水質浄化作戦
  4. 徳川慶喜展示館、来年オープン
  5. アイガモ虐待
  6. 千波湖水質浄化対策協議会発足
  7. コクチョウのヒナが釣り針を飲み込む?

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これで水質浄化?

去年の12月から開始された水質浄化作戦。高価な装置を設置して水質の悪化を防ごうというこの作戦はどのくらい効果をあげているのでしょうか?
9月12日に釣りに行ったときに写真を撮ってきました。写真はここをクリックして見てください。どうです?すごいアオコでしょう。周りには悪臭が漂っています。
千波湖水質浄化対策協議会が発足し、水質浄化作戦が行われている現在の状況がこれです。一体どこの水質を浄化したのでしょうか。例年とまったく変わりがありません。今回の作戦は失敗と見るのが妥当でしょう。成功するとは思っていませんでしたが。
なぜ失敗なのでしょうか。今回使用した浄化装置も問題があるでしょう。でも、それより問題なのが、水質悪化の原因をそのままにしているということです。生活排水、水鳥への過剰な餌付け、釣り餌の放置、ゴミのポイ捨て、これらを改善しない限り千波湖に綺麗な水は戻ってきません。千波湖を利用する一人一人が水辺に立っているという意識をきちんと持つことが水質浄化の第一歩だと思います。

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野鳥保護区域設置

6月1日より「野鳥保護区域」が設置されます。保護区域は、千波湖北側の芳流橋のたもとの四阿と南側の野外ステージ前の「木の桟橋」の左端を結んだ湖面の西側です。(地図は こちら
これは水鳥等の保護を目的として設置されます。近年、釣り糸や釣り針による野鳥への被害が後を絶たないことが理由です。また、釣り人と観光客のトラブルも増加傾向にあり、釣り区域を分けることで両者の接触を軽減する考えもあるようです。
ここ数年の釣りブームとマナーの低下による釣り禁止の措置は日本中で見られます。昔は「釣り人に悪い人はいない」と言われていましたが、今は「釣りをする人は悪い人だ」というイメージが定着しつつあります。実際は、釣り人がマナーが悪いのではなく、マナーが悪い人も釣りをするようになった、のですが、釣り人により被害が出ているのは事実です。今後、釣り人のマナー向上がなければ千波湖全面釣り禁止もありえます。
釣り人に限らず、日本人のマナー低下は絶望的状況になってきました。そして自分で自分の首を絞めています。気づいているのかいないのか。 あー、情けない!

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千波湖水質浄化作戦

12月22日から千波湖浄化対策が始まりました。
合計10機の白鳥の船の下に付けられた流動促進装置(ジェットストリーマー)で人工的に水流を発生させ、アオコの発生を防ごうというものです。さらにオゾンと超音波でアオコを死滅させ、微生物製剤の散布でアオコを完全に分解しようという作戦です。
しかし、効果はまったく不透明です。涸沼で実験されていた方法のようですが実験結果は公表されず、何故この方法を採用したか分かりません。また、根本的な浄化対策はまったくありません。
千波湖は1988年にも大規模な浄化対策を行いました。湖底の浚渫と那珂川からの導水です。この浄化対策で一時的に水質は良くなりましたが10年も経たないうちに元に戻りました。今回の浄化対策は来年から開催される「徳川慶喜展」のためであり、千波湖が来年一年だけ奇麗ならばそれでいいようです。
アオコの発生は生活排水等による富栄養が大きな原因です。仮に今回の浄化作戦が成功しても、すぐに元に戻るのは目に見えています。生活排水の改善、釣り餌の制限、水鳥への餌付け制限等、富栄養の原因を取り除かない限り、千波湖はいつまでたっても奇麗になりません。千波湖利用者、千波湖管理者、共に現状を直視し千波湖の未来を考えてもらいたいと思います。

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徳川慶喜展示館、来年オープン

来年からのNHK大河ドラマ「徳川慶喜」が決まってから水戸市は様々なイベントを企画しています。その1つが「徳川慶喜展示館」。
正式名称は「大河ドラマ徳川慶喜展示館−最後の将軍とその時代−」で、千波湖畔のふれあい公園に建設されます。約9000平方メートルの敷地に水戸城を模した建物を作り、メインの水戸城御殿に展示室、周りには大手門や長屋など水戸の武家屋敷と城下町が再現されます。予算は7億8600万円!
すでに起工式は行われ、12月の完成を予定しています。来年1月にオープンし1999年3月まで開設されます。あなたも一度水戸城を見てみませんか?

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アイガモ虐待

千波湖で残酷な事件がありました。
アイガモに釣り糸をぐるぐる巻いて地面に張り付けるという事件がありました。幸いアイガモは助けられ元気を取り戻したそうです。
私自身、子供の頃は昆虫を捕まえて殺してしまったり、カエルの皮をむいてザリガニ釣りの餌にしたり、釣りも魚虐待になるでしょうし、残酷なことをしてきたので人のことはいえません。でも、ゴメンナサイ、の気持ちはあります。釣れた魚には、アリガトウ、の気持ちもあります。この気持ちが大切だと自分を納得させています。感情がなくなった時は人間じゃなくなった時でしょうね。

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千波湖水質浄化対策協議会発足

平成9年7月7日、水質悪化が著しい千波湖の水質改善などを検討する「千波湖水質浄化対策協議会」が発足しました。
千波湖のCOD(化学的酸素要求量)は一番ひどい時(1988年頃)には31.3でしたが、浚渫工事と導水事業で6.7まで改善しました。しかし、ここ数年また水質が悪化し昨年は10.7まで落ち込みました。今年もアオコが大量に発生し、魚が死んだり悪臭が発生したりしています。

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コクチョウのヒナが釣り針を飲み込む?

平成9年4月9日付け読売新聞茨城版にこのような見出しの記事が載りました。
千波湖で今年生まれたコクチョウのヒナの1匹が釣り針を飲み込んだらしく首がNの字に曲がってしまったそうです。釣りをしている者としてとても悲しいことです。
最近は釣り仲間の間でも環境問題に真剣に取組んでいるグループもあり、私自身も去年は何度かゴミ拾いをしました。今年は釣行のたびにゴミを拾おうと考えていた矢先のこの記事でした。
釣りを取巻く環境を真剣に考えている人もいれば、平気で釣り針を捨てていく人もいる。これが今の釣り人の現状なんですね。ゴミを捨てないというのは私の周りでは常識となっていますが、釣り人全体の常識となることを祈ってやみません。

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