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気ままに来らむ 『時空をこえて』!

47都道府県・観光踏破完了:久木田憲司

22019年1月26日投稿 

 
草津温泉熱の湯での湯もみ実演 草津温泉の湯畑にて
天明の浅間山大噴火溶岩跡 富岡製糸場の東置繭所入口
 


足尾銅山跡を見に行ったついでに、今まで一度も足を踏み入れたことがなかった群馬県内を夫婦二人でぶらり旅した。

草津温泉では老舗の宿でゆるりと過ごし、熱之湯で「湯もみ」の実演を観た後、湯畑、鬼の茶釜など温泉街を散策したが、東京の近くであるためか平日なのに観光客が多かった。外国人観光客も多く、あちらこちらでいろんな言語が飛び交っていた。
泉質は酸性でpHが2.1、かけ流しでお湯も熱かった。酸性泉に入ったのは東北旅行での蔵王温泉以来で懐かしかったが、かつて入った下呂温泉、道後温泉や熊本の地元にある弱アルカリ性の湯のほうが私は好きだ。

次の日は、草津でレンタカーを借りて、天明3年(1783年)の浅間山大噴火跡を訪れた。嬬恋郷土資料館で知ったことは、噴火による土石なだれ(火砕流)で窪地にあった一つの村(鎌原村)が一瞬のうちに5mの土石で埋め尽くされ、人口570人のうち93人しか助からなかったとのこと。ちなみに、この噴火では泥流も発生して1600人を超える死者が出たそうで、天明の大飢饉にも追い打ちをかけたそうだ。
その後、噴出した溶岩が固まった「鬼押出し」を見に行った。自然の脅威を感じるところであった。

それから碓氷峠を超え、日本における最初の駅弁である「横川の峠の釜めし」を横川駅前にある本店で食して、江戸時代の中山道において「入鉄砲と出女」を厳しく監視した碓氷関所跡とその資料館を見学した。
また、長野県軽井沢経由で世界遺産・富山製糸場も見に行った。有料のガイドが詳しく説明してくれたが、再建する施設・設備はもちろんのことソフトも含めて見せ方においてまだ改善の余地が多くあると感じた。

そのほか、国定駅では赤城山を望みながら忠治親分(博徒・天明の大飢饉で活躍)に思いをはせ、伊勢崎駅では関東平野の淵を感じたし、中でも高崎市には大いに魅力を感じた。

市民には何もない街と言われたが、高層ビルがない街中で、一番高い市役所本庁舎(高崎城跡に建つ)の21階展望ロビーから眺めるパノラマは壮大で、時間を忘れるほど見入ってしまった。北条早雲、上杉謙信、武田信玄、徳川家康らが高崎(旧和田城)の地を、中山道と三国街道の分岐点にあたる関東平野の交通の要衝とみなしたことが良くわかった。

ちなみに、今回(2018年)の群馬県内観光で、二浪したために昭和50年(1975年)から始めた自分で稼いだ金での旅も、47都道府県すべてを巡ったことになる。44年かかったことになるが、熊本県、妻の実家がある鳥取県及び九州各県は別として、30回近く足を踏み入れたところもあれば、1度しか訪れてないところもある。それで、今は思っていることは、一度しか行ったことがない沖縄県を隅々まで巡ってみたいということと、海外では、7大大陸のうち旅したことがないアフリカ大陸と南極大陸のうちアフリカ大陸を旅してみたいことである。

追想:草津温泉の街中をかみさんと二人でぶらりと散策していると、48会・3組でのクラスメート・毛利君が代表取締役会長をしている株式会社・杉養蜂園の販売ショップが草津温泉にもありましてビックリしましたよ。
かつて私が旅したところ、北海道の小樽、函館、登別にもありましたし、日光東照宮、鎌倉、横浜、原宿表参道、おばちゃんの原宿・巣鴨にも、飛騨高山、京都、城崎温泉、奈良にも、広島の宮島、香川の金刀比羅さん、愛媛の道後温泉にもありました。そして、九州管内でしたら湯布院、黒川温泉、大宰府などあちこちで店舗を見かけますが、草津温泉にもあったのです。かつて、小樽、飛騨高山、城崎温泉でも驚きましたが、今回もびっくりぽんでしたよ。
先日、毛利君に尋ねたら現在国内各地に63店舗あるそうです。海外では香港と台湾にもあるそうですので、今度台湾旅行した時には驚かないようにしようと思います。
 




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