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気ままに来らむ 『時空をこえて』!

クルマの安全性とは(車の3):久木田憲司

2015年11月24日投稿 

◆ドイツ車・コンパクトカーの後輪標準装備
のディスクブレーキ
◆国産乗用車(1800ccクラス)の後輪標準装備
のドラムブレーキ
ドイツ車は価格が安いコンパクトカーでも標準装備で横滑り防止装置がついていて後輪もディスクブレーキですが、フォルクスワーゲンの廉価車(車名:UP)は付いていませんし、GM傘下のオペルは安全性が他のドイツメーカーよりも劣ります。 国産メーカーでのコンパクトカー(1300ccまで)、小型乗用車(1500cc〜1800cc)、ミニバン(Mクラス・2000ccまで)、SUV(1800ccまで)の標準装備では、後輪は安価で効きの弱いドラムブレーキです。

 

 
黌校2年生の頃には親が資産家の同級生は自動二輪に興味を持ち、免許を取って黌校文化祭に大型自動二輪に乗って来ていたが、我家にはそんな金もなかったので自動二輪には私は興味が無かった。

しかし、学生時代になるとアルバイトで得た金で古い中古車を格安(5万円〜10万円)で購入して楽しむようになり、大学近くの小さな自動車修理工場の社長とも仲良くしてもらった。

そんな折、1976年に徳大寺有恒(本名:杉江博愛)の「間違いだらけのクルマ選び」の初版が発売されて、その内容は私にとっても当時の国内自動車業界(特にトヨタ自動車)にとっても衝撃的であった。

それから、その本は2006年まで毎年版を重ねた。内容はユーザー側の視点で評論することを基本としていたが、日本の自動車メーカーに対してアドバイスするような内容が多くみられた。そして、出版されたその30年間においてクルマ作りで大きく成長した国内メーカーがトヨタ自動車だと私は思っている。

その彼が20年ほど前の版で世界の自動車メーカーで安全な車は、ベンツ、ボルボ、BMW、フォルクスワーゲン(アウディも含む)の4メーカーであり、運転者と同乗者を守る事に妥協が無い。それに比べて日本の消費者は安全性より見栄えと価格を取ると国内メーカーは考えていると述べていた。

その後、国内メーカーもオプションに安全装備を加えてきているが、今でも安全性よりドレスアップに金をかけたクルマを多く見かける。

その一:国内乗用車の半分近くは軽自動車であるが、ヨーロッパにおいても 第二次大戦後直ぐまではその規格のクルマも多くあったが、運転者を守る事はできないという理由でまもなく作る事がなくなった。

その二:国内メーカーのコンパクトカー(1300ccクラス)から小型乗用車(1500cc〜1800ccクラス)、ミニバン(2000ccクラスまで)、SUV(1800ccクラスまで)での標準装備では、後ブレーキは廉価で効きが 弱いドラムブレーキである。

その三:オプション販売では横滑り防止装置(装置上後ブレーキはディスク ブレーキとなる)よりもアルミホイル装着が多い。

郊外やワイディングロード(山道)を走る時に横滑り防止装置が付いていると非常に走りが安定して運転が気持ちいいし、市街地走行でも時速50〜60kmで走行している時に安定感があるので、我が家ではアルミホイルよりも横滑り防止装置をオプション装備では優先する。また、サイドエアバッグとカーテンエアバッグも必ず装着する。

また、何年後になるかは分からないが、次に車を買い替える時はそれらに加えて衝突被害軽減ブレーキ、車間・車速制御装置、車線維持支援装置等の自動運転補助システムはオプション装備でも装着しようと思っている。

どんなに自動運転技術が進化したとしても車を運転するのは人であって機械ではないと思っているが、年を取ると視野が狭くなるし反射神経も鈍くなると思うので、これからは特に必要になってくる安全装置だ。

情報:
クルマの横滑り防止装置の装着率はドイツでは7割以上に対して、日本では1割程度だってさ。 



◆国産車・後輪のディスクブレーキ
国産メーカーの普通乗用車(2000cc以上)では、後輪は標準装備でディスクになっていますが、気持ちだけというおもちゃみたいな物でごまかしている車種もあります。




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